サザエさん:実写ドラマ「磯野家の人々」 カツオとタラオに“影響”を与える花火師役に佐戸井けん太

スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」にヒラマサ役で出演する佐戸井けん太さん(C)フジテレビ
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スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」にヒラマサ役で出演する佐戸井けん太さん(C)フジテレビ

 フジテレビ開局60周年記念とアニメ「サザエさん」の放送50周年を記念し、“20年後の磯野家”をオリジナルストーリーで描くスペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」で、俳優の佐戸井けん太さんが、ドラマオリジナルのキャラクター、花火師のヒラマサ(70代)を演じる。

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 ヒラマサは物語のキーマンとなる。50年以上にわたって、あさひが丘の夜空を花火で彩ってきたヒラマサだが、今回の商店街の祭りで花火師引退を決意していた。祭りの実行委員を務めるサザエや伊佐坂難物らは、ヒラマサの引退にふさわしい有終の美を飾る夜にしたいと願うが、あさひが丘に嵐が近づく。一方、祭りの前日にヒラマサと遭遇したカツオとタラオは、目を輝かせながら花火師の仕事について語る姿に“何か”を感じる。

 ドラマは、いつも明るく笑い声の絶えなかった磯野家も、20年がたち、家族一同が会う機会を持つことも難しくなっていた。すれ違う家族の仲を修復しようと、サザエは町内の盆踊り大会へ久々に家族全員で行こうと計画を立てる。果たして、サザエのおせっかいは家族に届くのか。磯野家の笑顔を取り戻せるのか……という展開。

 天海祐希さんがサザエ、西島秀俊さんがマスオ、濱田岳さんがカツオ、松岡茉優さんがワカメ、成田凌さんがタラオ、市毛良枝さんがフネ、伊武雅刀さんが波平、桜田ひよりさんが“幻の8人目の家族”ヒトデ、小手伸也さんが穴子、八嶋智人さんが波野ノリスケ、稲葉友さんがイクラ、浅野和之さんが伊佐坂難物、森矢カンナさんが花沢さん、中林大樹さんがワカメの恋人であるオリジナルキャラクター・貝塚タケシをそれぞれ演じる。11月24日午後8時に放送。

 佐戸井さんにヒラマサ役をオファーをした渡辺恒也プロデューサーは、起用理由について「大好きな花火を仕事にした男の輝きと、引退を決意して最後の花火を上げようとする男の哀愁の両方を、情感豊かに表現してくれる稀有(けう)な役者さんだと思います」と語っている。佐戸井さんは見どころについて「今回の『磯野家の人々』は、あのサザエさんたちの20年後のお話。皆それぞれ年齢を重ねて、子供だったカツオくんやタラちゃんたちが、大人になっています。大人になるって大変なことですね。大人たちは、老境に差し掛かっています。老いるって大変なことですね。そんなほろ苦さもまた人生なんだ、ってことを味わっていただけたらうれしいです」と語っている。

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