良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
12年ぶりに復活した金曜ナイトドラマ「時効警察はじめました」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分※一部地域を除く)で、総武警察署刑事課の新人刑事・彩雲真空を演じる吉岡里帆さんが、体当たりの演技を見せ、好評を得ている。第4話でゾンビになりきるなど、これまでにないコミカルなキャラクターを実直に演じている吉岡さんに、「時効警察」出演の思いや意気込みなどを聞いた。
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「時効警察」は、時効が成立した事件にスポットを当てたコメディーミステリー。オダギリジョーさん演じる総武警察署時効管理課の警察官である霧山修一朗が、交通課の三日月しずか(麻生久美子さん)らを巻き込んで、“趣味”で時効が成立した事件を捜査する姿を描く。
吉岡さんはオファーを受けた際の感想を「12年ぶりの時効管理課のみなさんは、どんな物語が展開していくのかという楽しみが大きく、自分も刑事として参加できることがうれしかったです。今までの『時効警察』の楽しさを、出演者として作っていけることは、すごく幸せなことだと思いました」と明かす。
熱心なファンが多いことでも知られる同作への出演。吉岡さんは「愛されている作品なので、邪魔にならないようにしないといけないし、空気感を壊さないよう、ちゃんと台本を読み込んで、自分の役割をしっかり認識していかないとと思いました」と語った。
今回演じている彩雲について「霧山さんと三日月さんが2人で捜査していくというベースは変わらないので、事件解決のヒントになるような情報や、刑事ならではの情報網を使って2人の力になれるような存在」と吉岡さんは解釈する。
「彩雲は真面目で、時効捜査に憧れているという設定なので、ふざけすぎず、とにかく真面目。霧山さんと三日月さんが事件を解決し、『誰にも言いませんよカード』を渡すことを見ることが喜びなので、なんとか見るために奮闘しています」
また役作りについて聞くと、「熱血ということもあって、動きがアグレッシブ。『誰かが面白いことをしたら、どれだけリアクションを取れるかが大事』と三木(聡)さんが言ってくださったので、大事にしています」と、彩雲同様に真面目な姿勢。「みなさんの面白いシーンに、いいリアクションを取れたらいいなと思っていました」と思いを語る。
三木監督の映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」にも出演した吉岡さん。三木監督と再タッグを組んだことについて「三木監督はトコトンこだわり抜く監督さんだなと、改めて感じました。全く時間がかからないと思えるシーンに一番がかかっていて、台本を読んでいるだけだと演出が予測不可能で、刺激的で面白いんです」としみじみ。
三木さんの現場は、練り上げた台本に対し、役者が忠実に演じることが要求されることで知られる。吉岡さんも「一言もアドリブは入れていない」といい「誰一人、アドリブを入れた人はいないんじゃないでしょうか」と語っていた。
「『時効警察』が人気のある作品だと、改めて感じました。自分も視聴者の1人として、そうだなと思いつつ、周囲の人から話しかけられることも多くて。オリジナルの世界観の強さを感じました」と笑顔を見せていた。
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