少年寅次郎:今夜最終話 寅次郎&さくらは「日本一の兄妹」 “お母ちゃん”井上真央が思い語る

NHK「土曜ドラマ 少年寅次郎」第5話の一場面 (C)NHK
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NHK「土曜ドラマ 少年寅次郎」第5話の一場面 (C)NHK

 女優の井上真央さん主演のNHK連続ドラマ「少年寅次郎」(総合、土曜午後9時)の最終第5話が11月16日に放送される。寅次郎の育ての母・車光子を演じてきた井上さんは、「ほんの一時の小さな時間を、小さな幸せを、大切に丁寧に描いたこの作品が私も本当に大好きです。(寅次郎と妹のさくらの)『日本一の兄妹』のお母ちゃんになれて、幸せでした」と思いを語った。

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 「少年寅次郎」は、国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎(寅さん)の少年時代を描く、山田洋次監督の小説「悪童(ワルガキ) 小説寅次郎の告白」のドラマ化。寅次郎出生の秘密から、戦争を挟んだ悪ガキ時代、そして最愛の妹さくらに見送られて葛飾柴又の駅から旅立つまでの物語。

 脚本は、2017年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」などで知られ、井上さんとは朝ドラ「おひさま」(2011年度前期)以来、約8年ぶりのタッグとなる岡田惠和さんが手掛けた。

 井上さんは「映画へのリスペクト、岡田さんへの信頼、岡田さんならではのせりふとト書きを大事に、子供たちの成長を間近に感じながらお母ちゃんとしての時間を積み重ねていきました」と明かすと、「もうお別れとなってしまうことが残念でなりませんが、どうか多くの皆さんに、寅ちゃんの旅立ちと成長を、そして車家を、最後まで見守っていただけたらうれしいです」と視聴者にメッセージを送っている。

 最終第5話は、光子がしきりに腰を押さえるように。車家の人々は心配でならないのに、平造(毎熊克哉さん)だけは知らん顔。そんな父が許せない寅次郎(井上優吏さん)は……。さらに寅次郎は、香具師(やし)の政吉という男と知り合い、いよいよ車家の人々の運命が動き出す……という内容。

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