6人組声優アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」でも活躍する芹澤優さんの2枚目のシングル「デビきゅー」が11月27日に発売される。タイトル曲は、テレビアニメ「魔入りました!入間くん」(NHK・Eテレ、毎週土曜午後5時35分放送)のエンディングテーマ。カップリング曲では作詞に挑戦した。「全力」で挑んだという新曲について聞いた。
ウナギノボリ
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「デビきゅー」は「魔入りました!入間くん」の原作者のマンガ家の西修さんが作詞、アニメの音楽を担当する本間昭光さんが作曲を手がけた。「デビきゅー、デビきゅー」と連呼する歌詞が印象的だ。
「てんこ盛りな一曲です。アニメの世界観を歌った曲ですが、すごく芹澤優っぽいんです。アニメのいいところと私のいいところをギュッと詰め込んだ曲です。歌詞に『デビきゅー』と何度も出てきますが、全て全力で歌いました。アニメは、土曜の夕方に放送されていますし、お子さんも見ていますよね。お子さんにも『デビきゅー』という歌詞が頭に残ってくれればうれしいです」
振り付けはパパイヤ鈴木さんが担当。「すごく覚えやすい振り付けなんです。可愛い! とっても陽気なんですよね。覚えやすいですし、ぜひお子さんと一緒に踊りたい!」と語る。
ジャケットも印象的だ。「恋する乙女」と乙女の心の中に潜む「悪魔(デビル)」がテーマ。CD+DVD盤では、リボンのついたツノやレースの羽をつけた可愛い悪魔姿に変身。CD盤では真っ白な衣装の天使のような姿を披露した。芹澤さん自身は悪魔的、天使的なところはあるのだろうか?
「裏表が無いのが、天使なところ。良くも悪くも、誰に対してもそのまま。悪魔的なところは、こっちを見ていると分かっていても、あえて目をそらしてみたり……。わざとそういうことをするかも。それに、可愛さが悪魔級!(笑い)」
カップリングの「Revelation」「ハイハイハイハハイテンション」は、芹澤さんが作詞を手がけた。「Revelation」は一人称が「僕」で、繊細な心の動きを描いている。
「作詞をしたのは1年半くらい前です。ソロデビューしてから書きためていたのですが、恥ずかしくて外に出していなかったんです。私は隠していた感情のつもりだった……。でも、曲を聴いた人から『普段から出ている感情』と言われるんです」
打って変わって「ハイハイハイハハイテンション」は、タイトルの通りテンションの高い楽曲だ。
「これはご機嫌だった日に歌詞を書きました。同じ人間でもこんなに違うんだな……(笑い)。ステージで歌って完成する曲かもしれません。ライブで披露していますが、みんな一緒に踊ってくれています」
芹澤さんは今年、第13回声優アワードで助演女優賞を受賞したほか、「上野さんは不器用」で主演を務めるなどさまざまなアニメに出演。12月22日にはZepp Divercity(東京都江東区)でツアーファイナル。i☆Risとしては11月24日にパシフィコ横浜・国立大ホール(横浜市西区)で7周年記念ライブを開催する。大活躍した今年はどんな一年になったのだろうか? 来年は何を目指すのだろうか?
「今年はいろいろなことが実を結んだ一年です。声優アワードに始まり、ソロツアーができたり、写真集を出せたり、i☆Risとしてもパシフィコ横浜でライブができることになり、次のステージに立てました。『Revelation』で『もう好きにしていいかな?』と歌っていますが、来年は好きにやっていきたい! 今までも好きにやってきましたが、もっとありのままの自分を受け入れられる一年になれば。メンタル的な目標ですね。i☆Risの活動もおろそかになるのはイヤ。ソロもi☆Risもどっちも全力やっていきたいです」
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