神谷明:「シティーハンター」冴羽リョウ役の決定秘話明かす ジャンプ編集部で「絶対やりたいです」

「東京コミコン2019」のトークイベントに登場した神谷明さん(左)
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「東京コミコン2019」のトークイベントに登場した神谷明さん(左)

 北条司さんのマンガが原作のアニメ「シティーハンター」の冴羽リョウ役などで知られる声優の神谷明さんが11月24日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されたポップカルチャーの祭典「東京コミコン2019」内のトークイベントに登場。神谷さんは、「シティーハンター」の冴羽リョウ役はオーディションから決定まで時間がかかったといい、その当時、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の編集部を偶然訪れた際に、編集担当、編集長に「『シティーハンターやりたい?』と聞かれた。一番やりたい役だったから、『絶対やりたいです』と言ったら、決まったんです」と語った。

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 神谷さんは、冴羽リョウ役について「当時、劇団の大先輩の山田康雄さんに、コロコロ変わるキャラクターを見せていただいていて、僕もそんなキャラクターをやりたいと思っていた。(冴羽リョウ役が決まり)『やっとできる!』と思った」と振り返った。

 イベントは、「シティーハンター」をフランスで実写化した映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」(フィリップ・ラショー監督、11月29日公開)の公開を記念して開催。神谷さんは「北斗の拳」のケンシロウの「お前はもう死んでいる」など、自身が演じた人気キャラクターのせりふを生披露し、会場を沸かせた。

 「シティーハンター」は、1985年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」で連載が始まったマンガ。東京・新宿で、裏社会ナンバーワンの始末屋(スイーパー)冴羽リョウの活躍が描かれた。1987~99年にテレビアニメが放送されたほか、3作の劇場版アニメが製作された。今年2月に新作劇場版「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」が公開されたことも話題となった。フランス実写版は、今年2月に公開され、フランスだけで約168万人を動員した話題作。

 日本語吹き替え版では、山寺宏一さんがリョウ、沢城みゆきさんが槇村香、田中秀幸さんが槇村秀幸、一龍斎春水さんが野上冴子の声優を務める。これまで、アニメでリョウの声優を務めてきた神谷さん、香を演じてきた伊倉一恵さんは、特別ゲストとして別の役で出演する。

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