井之脇海:「いだてん」最終聖火ランナー・坂井義則役 “集大成”担い重圧? 走ることに「苦手意識」も…

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NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に坂井義則役で出演している井之脇海さん (C)NHK

 宮藤官九郎さんが脚本を手掛けた2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の放送も残すところあと2回となった。1964年の東京オリンピックの準備は大詰めとなり、12月8日の第46回「炎のランナー」では、聖火リレーの最終走者として、原爆投下の日に広島で生まれた青年・坂井義則の名前が浮上する。坂井役を務めたのが、「平清盛」(2012年)「おんな城主 直虎」(2017年)に続く3度目の大河ドラマ出演となる俳優・井之脇海さん。「1964年の東京オリンピックの最終聖火ランナーに抜てきされるという重要な役どころをいただき、とてもありがたいです。僕の登場シーンが、物語の集大成のようなシーンを担うので、少しプレッシャーを感じています」と明かす井之脇さんに話を聞いた。

 ◇ドラマでは坂井義則の葛藤も膨らませ… 

 井之脇さん演じる坂井義則は、1945年(昭和20年)8月6日、原子爆弾が投下された広島で生まれる。高校在学中に国民体育大会の陸上400メートル走で優勝し、1964年東京オリンピックへの出場を目指すが、代表選考会で敗退。田畑(阿部サダヲさん)によって、開会式の最終聖火ランナーに抜てきされる。

 「1964年の東京オリンピックの様子は、この役をいただく前からニュースやドキュメンタリーなどで知る機会があり、坂井義則さんの存在、そして原子爆弾が投下された1945年の8月6日に広島で生まれた方ということも知っていました。そして、聖火台に登ったときの笑顔がすごく印象的で、その役が来たことに驚きました」と話す井之脇さん。

 オリンピックへの出場を目指しながらも、代表選考会で敗退し夢がかなわなかった陸上選手の坂井。“たまたま原爆が投下された日に生まれた”という理由で聖火ランナーに選ばれるが、井之脇さんによると「実際の坂井さんも、生前はその選考理由に葛藤があったことをインタビューで語っていたそうで、ドラマではその部分を膨らませて描いています」とのことで、「この作品を通して坂井さんの葛藤を知ることができたので、その気持ちをしっかり表現しなければいけないなと責任感が生まれています。それに、台本に描かれていない部分の生き様を上乗せできたら、もっと魅力的な人物になるのではと思っています」と意気込んでみせた。

 ◇小学生のころは足が速かった? 2020年東京五輪「チャンスがあれば関わりたい」

 井之脇さん自身、走ることについては、「実は、小学生のころは足が速くてちょっと大きな大会に出ることになったのですが、出場したらビリになっちゃって……。それがトラウマになってしまい、以来、走ることに苦手意識があった」という。

 一方で、「役作りのためにトレーニングを初めたところ、長い距離を走ってもバテないで走ることができています。もともと山登りが好きで体力には自信があったというのもあり、山に行けないときは、街を走るのもいいなと思っています」とも語っている井之脇さん。

 2020年の東京オリンピックに期待することを聞かれると、「聖火ランナーには興味がありますね。チャンスがあれば僕も関わりたいですし、(脚本家の)宮藤さんを筆頭に『いだてん』メンバーがその後を走るとかどうですか」と提案し、「ランナーの発表は今年の12月以降とのことで、ぜひ関係者の方々、検討してみてほしいです。NHKの前だけを走る、とかでもいいです!」と呼びかけていた。

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