今週シネマ:12月13日公開の映画 「屍人荘の殺人」「妖怪学園Y」「ジュマンジ」「ぼくらの7日間戦争」「カツベン!」…話題作続々

映画「屍人荘の殺人」の場面写真(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会
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映画「屍人荘の殺人」の場面写真(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。12月13日に俳優の神木隆之介さん主演の映画「屍人荘(しじんそう)の殺人」(木村ひさし監督)、アニメやゲームが人気の「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメ最新作「映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか」(高橋滋春監督)、米俳優ドウェイン・ジョンソンさん主演のアクション・アドベンチャー映画「ジュマンジ/ネクスト・レベル」(ジェイク・カスダン監督)、人気グループ「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海さんと女優の芳根京子さんが声優でダブル主演の劇場版アニメ「ぼくらの7日間戦争」(村野佑太監督)、周防正行監督の5年ぶりの新作映画「カツベン!」が公開された。

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 「屍人荘の殺人」は、「このミステリーがすごい!」や「週刊文春ミステリーベスト10」などで1位に選ばれた今村昌弘さんの同名デビュー作が原作。神紅大学のミステリー愛好会の葉村譲(神木さん)と明智恭介(中村倫也さん)は、学内の事件を推理する、自称「ワトソン」と「ホームズ」。2人の前に、剣崎比留子(浜辺美波さん)という女子大生が現れ、ロックフェス研究会の合宿への参加をもちかける。剣崎の話に興味を持った2人は、剣崎と共に合宿場所のペンションへと向かうが……。

 「映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか」は、レベルファイブが企画・原作を手がけ、一大ブームを巻き起こしたゲーム「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメ第6作。今作は新機軸を打ち出し、なんと学園変身ヒーローもの! トップクラスの能力を持った者だけが入学できる超エリート校「Y学園」に通う寺刃(じば)ジンペイは、学園が新たに設けた謎の選出基準「YSP」に則り、学園の「不思議解明ミッション」に挑むことになる……というストーリー。ゲスト声優として女優の木村佳乃さんとお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんが出演している。

 「ジュマンジ/ネクスト・レベル」は、日本では2018年に公開された「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」の続編。前作で、テレビゲーム「ジュマンジ」から無事に戻ったマーサ(モーガン・ターナーさん)たちは今や大学生となり、それぞれ青春を謳歌(おうか)していた。ただ、スペンサー(アレックス・ウルフさん)だけは大学生活になじめず、自信喪失気味。冬休み、実家に帰省したスペンサーは、あの時の興奮が忘れられず、破壊したジュマンジを修理し始める。するとゲームの中へ吸い込まれてしまう。マーサたちは彼を連れ戻しに、再び「ジュマンジ」の世界に入っていく……。

 「ぼくらの7日間戦争」は、1988年に公開された宮沢りえさん主演の実写映画の約30年後、2020年を舞台に7日間の冒険が描かれる。いつも一人で本ばかり読んでいる鈴原守(北村さん)は、片思いしていた幼なじみの千代野綾(芳根さん)が議員の父親の都合で、1週間後に東京へ引っ越すと知る。守は17歳の誕生日の目前に引っ越す綾の本音を知り、思い切って逃げることを提案。守と綾は、クラスメートたちと共に古い石炭工場を秘密基地にして7日間、大人から隠れようとする、そこで工場に潜んでいた不法滞在のタイ人の子供・マレットと出会い……という展開。

 「カツベン!」は、無声映画時代に人気を博した活動弁士が主人公の喜劇。俳優の成田凌さんが映画初主演で活動弁士役を演じる。染谷俊太郎(成田さん)は、子供時代に活動小屋で見た活動弁士に憧れていたが、今やニセ弁士となって泥棒一味の片棒を担いでいた。そんな生活に嫌気のさした俊太郎は、泥棒一味からお金を奪って逃げ、流れ着いた町の活動小屋、青木館で働き始める。そこは、隣町のライバル映画館に客も人手も引き抜かれ、閑古鳥が鳴いていた上、働き手はくせ者ばかりだった。熱血刑事の木村(竹野内豊さん)は、泥棒一味から逃げたニセ弁士を追っていた……。ヒロイン役は黒島結菜さん。永瀬正敏さん、高良健吾さんも弁士として登場する。

 そのほかに、ヒット曲「「さくら(独唱)」などで知られる歌手の森山直太朗さんの初の本格ドキュメンタリー映画「森山直太朗 人間の森をぬけて」(番場秀一監督)が、13日に公開された。

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