人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ！」（日本テレビ系、日曜午後7時58分）で、タレントの出川哲朗さんが出演するコーナーのアシスタントを担当する“出川ガール”。モデルで女優の河北麻友子さん、モデルの谷まりあさんとともに、今年最も輝きを放っていたのがモデルで女優の堀田茜さんだ。「イッテQ！」以外にも、今年1月期に放送された人気ドラマ「3年A組－今から皆さんは、人質です－」（同）では教師の森崎瑞希を好演。10月に公開された「ダウト-嘘つきオトコは誰？-」（永江二朗監督）では映画初主演も務めた。今年の堀田さんの活動について振り返った。

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　◇出川ガールで体当たりロケ、河北麻友子に毒づく

　堀田さんは1992年10月26日生まれの27歳。女性ファッション誌「CanCam（キャンキャン）」（小学館）の専属モデルも務めている。今年は女優として、スペシャルドラマ「松本清張ドラマスペシャル『疑惑』」（テレビ朝日系）、5月から放送された連続ドラマ「都立水商！～令和～」（MBS・TBS）にも出演した。

　富士フイルム「instax チェキ」新製品発表会、花王のポップアップストア「BEAUTY BASE by Kao」などのイベントにも出席したほか、ポッカサッポロ、ABCマートのCMにも起用。モデルとして「東京ガールズコレクション」「GirlsAward（ガールズアワード）」にも出演し、ランウエーに登場すると、女性ファンから大歓声を浴びていた。

　「世界の果てまでイッテＱ！」には、2015年5月から出演。今年6月30日に放送された同番組の「出川哲朗100回アワード2時間SP」では、出川さんと出川ガールの“毒が入った”ユニークな会話のやり取り、体当たりロケに挑んだ過去のVTRなどが紹介された。中でも、川を丸太で渡る場面では、足を滑らせて、頭から川にダイナミックに落下し、視聴者を驚かせた。

　また、出川さん、デヴィ夫人に出川ガールが加わってのドバイロケでも、堀田さんは存在感を示した。ウォータースライダーを滑るタイムを競った結果、最下位となった河北さんだけ格安ホテルに宿泊するという罰ゲームを受けることになった。格安ホテルに1人で宿泊することになった河北さんに、デヴィ夫人は、カメラを独り占めできるとバラエティー的に“おいしい”とフォロー。しかし、出川さんが「そのシーンを放送するのはやめよう」と提案すると、堀田さんも「本当の罰ゲームにしましょう」とニヤリ。思わぬ“毒”をのぞかせて、お茶の間を楽しませた。

　◇2020年は連ドラ1本、映画2本出演がすでに決定　体当たり演技にも期待
　
　堀田さんの初主演映画「ダウト-嘘つきオトコは誰？-」は、350万以上ダウンロードされている同名の女性向け恋愛アプリが原作。婚活パーティーに参加し、さまざまなタイプのハイスペック男10人からアプローチされるが、うそをついている男を見抜き、真実の愛を見つけるために奮闘するヒロイン・桜井香菜を熱演した。

　インタビューで「初主演を今の時期にできるとは思っていなかった」と喜んでいた堀田さん。しかし、待っていたのは過酷な撮影だったようだ。360度全方向から水が入ってくる中で倒れていなけなればいけないシーンの撮影では「耳にも水が入ってしまって、ちょっと音が聞こえない状態になりました」とハプニングを告白し、撮影を振り返った。普通の人だったら、このような状況になった場合、くじけてしまいそうだが、出川ガールとして、お笑いにひたむきな姿勢を貫く出川さんと世界各地でロケを重ねてきた堀田さんだからこそ、このような過酷な撮影でも、一生懸命に演技に取り組み、乗り切れたのかもしれない。

　今年の12月7日には、自身の2020年版カレンダーの発売記念イベントを東京都内で開催した。「3年A組」で共演した俳優の菅田将暉さんとの“急接近”も報道された堀田さんだが、否定の意味を込めて「私なんかが記事にしていただけるようになった。マネジャーさんからも『大人になった』と言われました」とちゃめっ気たっぷりに、自身の飛躍の実感を表現。ちょっとこじつけかもしれないが、このメンタルもバラエティーで鍛えられたものかもしれない。2019年の漢字には「濃」と挙げ「濃密で濃い1年。自分が何がやりたいのか、これが好きと感じられた1年で、人生にとっても重要な1年でした」と振り返っていた。

　2020年も“出川ガール”として体当たりロケの中で、明るい笑顔と屈託のない発言で視聴者を楽しませてくれそうだが、来年1月14日から放送される連続ドラマ「10の秘密」（関西テレビ・フジテレビ系、火曜午後9時）、1月公開の映画「アパレル・デザイナー」（中島良監督）、4月公開の映画「キスカム！ COME ON，KISS ME AGAIN！」（松本花奈監督）にも出演し、女優としても快進撃が続きそうだ。“出川ガール”として鍛えられた堀田さんの今後にも注目だ。