鈴木亮平:30年間獄中で過ごす男演じるため特殊メーク1時間半 榮倉奈々は“息子”竹内涼真「可愛い」

連続ドラマ「テセウスの船」の制作発表会見に登場した鈴木亮平さん
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連続ドラマ「テセウスの船」の制作発表会見に登場した鈴木亮平さん

 俳優の鈴木亮平さんが1月14日、東京都内で行われた19日スタートの連続ドラマ「テセウスの船」(TBS系、日曜午後9時)の制作発表会見に登場。同作で31年前に殺人事件を犯した主人公の父で警察官の佐野文吾を演じる鈴木さんは、30年獄中にいる文吾を表現するため、白髪、目やしわのたるみなど「特殊メークで1時間半」をかけていると明かし、「すごいです。(自分の肌に)偽の肌を張り付けるのですが境目が分からないぐらい一体化する。いいものができていると思います」と自信をのぞかせた。

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 役作りについては「人間はいる環境であったり精神状況によって大きく変わる。死刑囚として過ごす彼がどういう人間になっているのか。たたずまいや雰囲気で彼の30年を想像してもらえるような演技ができたらと思ってやっています」と語った。
 
 会見には、主演の竹内涼真さん、共演の榮倉奈々さん、上野樹里さんも出席。文吾の妻の和子を演じる榮倉さんは、鈴木さんと同じく31年の時を表現するため特殊メークを施すといい、「本当にすごいんです。(特殊メークのスタッフを)尊敬しています」と話し、事件前と事件後で「全く別のドラマを撮っているような気分になる。頭の中で一致しない」とコメントした。

 主人公の田村心を演じる竹内さんについては「まさか30代前半で20代半ばの息子を持つ役をいただけるとは思っていなかったので不思議な気分。さらに不思議なのが、撮影を重ねるうちに竹内くんが本当の息子のように可愛く思えてきて(笑い)」と語り、共演者の笑いを誘っていた。

 「テセウスの船」は、マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載されていた東元俊哉さんの同名マンガが原作。警察官の父・文吾が起こし、家族の運命を変えた殺人事件の謎を追う青年・心が主人公。心は父親が逮捕されてからずっと、世間から後ろ指をさされ、身を隠すように生きてきたが、ある日、妻の由紀(上野さん)から「お父さんを信じてみて」と言われ、拘置所にいる父に会おうと決意。しかし、昔の事件現場に向かうと突然の霧に包まれ、事件直前の1989(平成元)年、事件現場となる雪深い村にタイムスリップしてしまう……というストーリー。19日から毎週日曜午後9時放送。初回は25分拡大版。

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