ケイジとケンジ:ユーモラスな作風に好意的な感想広がる 桐谷健太&東出昌大の対照的なバディーに脚光

連続ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」ダブル主演の桐谷健太さん(左)と東出昌大さん
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連続ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」ダブル主演の桐谷健太さん(左)と東出昌大さん

 俳優の桐谷健太さん、東出昌大さんダブル主演の連続ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の初回が1月16日に放送され、平均視聴率は12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、好スタートを切った。本作では桐谷さんと東出さんが演じる対照的なキャラクターが脚光を浴び、いわゆる“バディーもの”ならではのユーモラスな展開がたっぷりと盛り込まれている。SNSには「面白かった」と好意的な感想が広がっている。

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 ドラマは、桐谷さん扮(ふん)する元体育教師で中途採用された刑事・仲井戸豪太と、東出さん演じる東大卒の頭でっかちな超エリート検事・真島修平という2人の活躍を描くオリジナルドラマ。脚本はドラマ「海猿」や「ガリレオ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」などを手がけた福田靖さんが担当。福田さんは「まんぷく」執筆後、初の連続ドラマで、自身にとって令和初のオリジナル作品となる。

 劇中では、桐谷さん演じる熱血刑事・豪太と、東出さん扮(ふん)するクールなエリート検事・修平の凸凹ぶりや、丁々発止の掛け合い、昭和の刑事ドラマではお決まりだったあだ名、東出さんの“顔芸”といったコミカルな様相がちりばめられている。しかし、刑事と検事の関係性、司法システムなどシリアスな展開もきっちり描かれているため、メリハリの利いた内容となっている。

 SNSでは、「2人がいいキャラしてる」「古典的なドラマだけど面白い」「楽しいテンポで進みつつ締めるところは締める」「濃厚な刑事ドラマもいいけど、こういうの欲しかった」「一つの作品で刑事と検事両方の仕事や立場を描いてるものって意外となかったんじゃないかな?」などの好意的な意見が目立っていた。

 先日行われたトークイベントに出演していた福田さんは、本作について「今回のドラマは、刑事ドラマということで話をいただき、ただしテレビ朝日なので『相棒』になったらだめと言われたんですね」と明かし、本作における桐谷さんと東出さんについて「桐谷さんは民放初主演ということで、若干浮かれ気味かな。あれが、僕の見たかった豪太です。本当の東出さんは思慮深いんですが、あんなにコミカルなことをしているとはびっくりしました」と印象を語っていた。

 またテレビ朝日の宣伝部は、「刑事と検事というこれまでにあまりなかったバディーの設定と、2人の対照的で個性的なキャラクターがうけたのではないか」と、好調の理由を分析している。

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