中島健人:アカデミー賞授賞式では「クリスチャン・ベールに会いたい」

WOWOWで放送される「第92回アカデミー賞授賞式」の生中継番組にスペシャルゲストとして出演する中島健人さんがロサンゼルスを取材している様子=WOWOW提供
1 / 1
WOWOWで放送される「第92回アカデミー賞授賞式」の生中継番組にスペシャルゲストとして出演する中島健人さんがロサンゼルスを取材している様子=WOWOW提供

 人気グループ「Sexy Zone」(セクゾ)の中島健人さんが、2月10日午前8時半からWOWOWプライムで同時通訳で生中継(同日午後9時から字幕版を放送)される「生中継!第92回アカデミー賞授賞式」にスペシャルゲストとして出演する。中島さんがWOWOWの番組に出演するのは今回が初めて。アカデミー賞に向けたインタビューと米ロサンゼルスを取材中の写真が到着した。

あなたにオススメ

 ◇

 ――これまで「アカデミー賞」をどのように見ていましたか?

 この(芸能)活動を始めたころは、遠い国の一大イベントという印象でした。でも、自分がデビューさせていただいて、映画に参加させていただく過程の中で、海外の映画に対する関心が少しずつ深まっていきました。その中で、アカデミー賞は、“そこ”から始まるトレンドだったり文化だったりから影響を受けて僕らもモノづくりをしている部分もあるので、リスペクトすべき場所だと思っています。

 ――印象に残っているアカデミー賞授賞式は?

 僕が印象に残っているのは、第86回、エレン・デジェネレスが司会をした回です。会場にピザを(宅配で)とったり、自撮りをしたりしていて、空気がすごく柔らかいアカデミー賞になったというのが印象的で、僕はすごく好きでした。

 ――現地で会ってみたい、インタビューをしたいスターはいらっしゃいますか?

 クリスチャン・ベールに会いたいですね。(聞いてみたいことは)緊張して、いろんなことは聞けないと思うんですけど(笑い)。レッドカーペットを歩くときの気持ちだったり、授賞式前の高ぶる気持ちや、「今、一番誰に感謝したいですか?」といったシンプルなことをまず聞きたいですね。なぜ会いたいのかというと、クリスチャン・ベールの出演作の「マシニスト」がすごく好きで。作品によって自分を変幻自在に変えていく姿がすごく印象的で、どういうふうにお芝居に対して人生をささげているのか? 今回の映画(「フォード vs フェラーリ」)もものすごくいいので、会えるかどうかは分からないですが、一作品ごとの情熱についても聞きたいですね。

 ――中島さんが普段、好んでご覧になるジャンルは? 見る映画を選ぶ上でのポイントはありますか?

 基本的に家族全員、洋画が好きで、特に母親がおすすめを教えてくれます。本当に洋画好きの家族で、今でも父と母と3人で映画に行きます。自分自身でも、映画誌を見ますし、劇場に行って1日3本くらい見る日もあるんですよ。

 ――授賞式後、受賞作を改めてご覧になることは?

 改めて「ああ、やっぱり好きだな、この作品。受賞してからもう1回見たくなる」というのは過去にありますね。昨年の受賞作だと、「アリー/スター誕生」がすごく好きで、ブラッドリー・クーパーとレディー・ガガのタッグは僕にとってもベストコンビでしたね。授賞式での歌唱パフォーマンスでは、お芝居の部分、音楽の部分という二つの部分で視聴者を感動させていたというのが印象的でした。

 ――注目している作品、俳優などは?

 先日、「KinKi Kids」の堂本光一くんとお会いして、「フォード vs フェラーリ」の話で盛り上がりました。(堂本さんは同作の)アンバサダーも務められているので。男たちが心騒ぐ映画というか、本当に燃えましたね。もちろん退屈する瞬間がないし、競争する男たちが好きだなと。新たなヒーロー像が生み出されていく中で、王道のバディもので、人々が好きなもの……競争、絆といったものが描かれていて、そこでもまたクリスチャン・ベールに注目しました。

 ――今回の授賞式のスペシャルゲストとして、どのように臨みますか?

 「今年はこういう映画が素晴らしかった」というのを分かりやすく伝える、映画ファンのみなさんのサポーターという意識で臨みたいですね。自分も一映画ファンとして、現地に行かせていただけるというありがたい機会をいただいたということで、その場に立たせていただけるということに対して、しっかりと感謝しながら準備していきたいと思います。僕はアイドルとして、日本でステージに立たせていただいているときは歓声をいただく立場ですけど、今回は、世界のスターのすごさを自分が感じることによって、よりそのすごさを視聴者の皆さんにお伝えしたいと思います。

 ――最後に、中島さんなりのアカデミー賞の楽しみ方、おすすめポイントを教えてください。

 これはアカデミー賞のみならず、いろんな授賞式や歌謡祭などでも僕が注目していることなんですけど、スターの方々が着席しているときにステージを見ている表情というのが僕はすごく大事だと思っていて。発表の瞬間に垣間見える表情の変化など、スターにも人間味があるということにも注目していただきたいと思います。

 ◇

 WOWOWでは、2020年2月10日(日本時間)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開かれる世界最高峰の映画の祭典「第92回アカデミー賞」授賞式を生中継。生中継番組の案内役は、前回に引き続きジョン・カビラさんと高島彩さんが務める。またスタジオゲストとして映画評論家の町山智浩さんが出演するほか、レッドカーペットリポーターをモデルで女優の河北麻友子さんが務める。

 また、ミニ番組「中島健人 ハリウッド 映画の街を行く」を2020年1月26日午後9時45分、アカデミー賞直前特番「第92回アカデミー賞 直前総予想」を2月8日午後9時、中島さんとアカデミー賞を振り返る特番「中島健人 ハリウッドの風を探して」を3月に、いずれもWOWOWプライムで放送する。

テレビ 最新記事