LISTENERS:音楽ネタの宝庫 ノイバウテン、マイブラ、クリエイション… 第1~4話のキャラを解説

アニメ
アニメ「LISTENERS リスナーズ」の一場面(C)1st PLACE・スロウカーブ・Story Riders/LISTENERS製作委員会

 メディアミックスプロジェクト「カゲロウプロジェクト」のクリエーター・じんさんと、アニメ「交響詩篇エウレカセブン」の脚本家・佐藤大さんがタッグを組んだテレビアニメ「LISTENERS リスナーズ」。音楽ファンがニヤリとするような数々の音楽ネタがちりばめられていることも話題になっている。音楽ネタが分からなくても、アニメを楽しめるが、分かればより楽しめるはず。第1~4話の各話タイトル、キャラクターの元ネタを紹介する。

 ◇リヴ・フォーエヴァー! 半分人間!!

 「LISTENERS」は、スクラップの街で暮らす少年エコヲ・レックが、体にインプットジャックの空いた謎の少女ミュウと出会い、共に世界を旅するストーリー。「亜人」などの安藤裕章さんが監督を務め、「ユーリ!!! on ICE」「ゾンビランドサガ」などのMAPPAが制作する。MBS、TBSなどの深夜アニメ枠「アニメイズム」で放送中。

 そもそも佐藤さんは、テクノレーベル「フロッグマンレコーズ」を設立した音楽家でもある異色の脚本家。「LISTENERS」についてインタビューした際、「『ビバップ』『エウレカ』をやっている時に、伝わる人には伝わるし、伝わらない人にはそれはそれで楽しいとなった経験があったので、大丈夫かな? ある日、音楽を聴いて、あれ、同じ名前じゃん、あの音楽だ!となる」とも話していた。

 第1話で印象的なのが、10年前のフェスと呼ばれるミミナシ掃討作戦によってゴミの山と化したリバチェスタの町長・マッギィ。モデルと思われるのは、英国のクリエイション・レコーズを設立したアラン・マッギーさんだ。クリエイションは、オアシス、プライマル・スクリーム、ティーンエイジ・ファンクラブ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(マイブラ)、ジーザス&メリー・チェインなどが所属した伝説のレーベルで、1999年に倒産した。マイブラのアルバムの制作費が大幅にオーバーし、経営を圧迫したことが倒産の一因という説もある。マッギーさんとプライマル・スクリームのボビー・ギレスピーさんは、学生の頃からの友人でもある。第1話のタイトル「リヴ・フォーエヴァー」は、オアシスの代表曲。

 第2話で独特の風貌が話題になったツェンデ・ノイバウテン、アイン・ノイバウテン、シュテュル・ノイバウテンのノイズ三姉妹のモデルは、ドイツのアインシュテュルツェンデ・ノイバウテン。1980年に活動をスタートし、鉄板など金属類を使用したメタル・パーカッションによるノイズ混じりの実験的なサウンドが人気を集めており、今も現役。第2話のタイトル「半分人間」は1985年発表のアルバムが元ネタだ。三姉妹の顔を隠すベールには、バンドのシンボルマークである一つ目小僧がデザインされている。

 ◇マイブラの名曲がタイトルに ニルヴァーナ、キム・ゴードンも?

 第3話のタイトル「ユー・メイド・ミー・リアライズ」は、マイブラの名曲が元ネタで、ビリン・ヴァレンタインとケヴィン・ヴァレンタインは、マイブラのケヴィン・シールズさん、ビリンダ・ブッチャーさんがモデル。マイブラは、轟音(ごうおん)ギターと浮遊感のある独特のサウンドが特徴で、シューゲイザーと呼ばれる音楽を代表するバンドでもある。1991年に2枚目のアルバム「ラヴレス」を発表するが、その後はコンピレーションアルバムに楽曲を提供したことはあったものの、バンドとしては目立った活動はなく、2007年に再始動。2013年に約22年ぶりとなる3枚目のアルバム「m b v」を突如、発表したことも話題になった。

 第4話「ティーン・スピリット」のタイトルは、ニルヴァーナの代表曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」から。ニルという可愛らしいキャラクター、ホールという美少年、フリーク・シーン・アカデミーのキム校長も登場。ニルはニルヴァーナのことだろうし、ホールは、ニルヴァーナのカート・コバーンさんの妻であるコートニー・ラブさんのバンドが由来。キムは、元ソニック・ユースのキム・ゴードンさんが元ネタのようだ。

 殿下、ライド、ジャニス、ウェンディ、リサ、リッチー……など「あれ、あの音楽だ!」となるキャラクターも続々と登場する。まだまだディグって(掘り下げて)みれば、発見があるはずだ。

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