セーラームーン:変身バンクに注目 ロボアニメの影響も 

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「美少女戦士セーラームーン」シリーズ無料配信の告知(C)武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会(C)武内直子・PNP・東映アニメーション

 武内直子さんの人気マンガが原作のアニメ「美少女戦士セーラームーン」のテレビアニメ3シリーズが、YouTubeのsailormoon-officialチャンネルで無料配信されている。「セーラームーン」は、キャラクター、ストーリー、衣装、音楽、豪華声優陣……などとさまざな魅力がある名作だ。その中でも、月野うさぎがセーラームーンに変身する変身バンクに注目した。

 ◇美しく、格好よく 色気も

 変身バンクとは、アニメで流用される変身シーン。毎回のように変身シーンが登場するアニメは、変身バンクを使い回すことが多い。初代「美少女戦士セーラームーン」のセーラームーンの変身バンクは、後のアニメに多大な影響を与えたと言われている。

 月野うさぎがクルクルと回転し、胸の変身ブローチから出てきたリボンが体を覆い、レオタードになり、グローブ、ブーツ、スカートなどができる。額が光り、ティアラや髪飾りが加わる。体の回転、反らす動き、スカートの動きなどが美しく、格好よさ、色気もある。約28年前のアニメではあるが、今見ても新鮮だ。

 セーラームーンの変身バンクを手がけたのは「きんぎょ注意報!」「おジャ魔女どれみ」「カレイドスター」「ARIA」などで知られ、「セーラームーン」の初代シリーズディレクターを務めた佐藤順一さんだ。

 1990年代のアニメを解説する書籍「アニメのかたろぐ1990-1999」(河出書房新社)では、佐藤さんがセーラームーンの変身バンクは、ロボットアニメに影響を受けたことを明かしている。腕や脚ごとにカットを割り、クルクルと回転する……。ロボットアニメの合体、完成シーンのようにも見える。「セーラームーン」は、少女マンガが原作だが、それまでの少女マンガの文法にはなかった「マジンガーZ」「ゲッターロボ」などの要素を取り入れたという。

 ◇変身バンクは幾原邦彦、庵野秀明も

 「セーラームーン」シリーズの変身バンクには、「少女革命ウテナ」などの幾原邦彦さん、「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明さんら豪華クリエーターが参加している。見どころが多いアニメではあるが、変身バンクに注目してみても面白いかもしれない。

 今回の無料配信されているのは、1992~93年放送の「美少女戦士セーラームーン」(全46話)、1993~94年放送の「美少女戦士セーラームーンR」(全43話)、1994~95年放送の「美少女戦士セーラームーンS」(全38話)の3シリーズ計127話。劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」前編が9月11日に公開されることを記念して、同作で描かれる「デッド・ムーン編」までのエピソードを4月24日~7月23日に毎週10話ずつ公開している。

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