元「乃木坂46」の井上小百合さんが6月1日、本多劇場(東京都世田谷区)で上演された一人芝居の無観客生配信企画「DISTANCE」に出演。上演後に取材に応じた井上さんは、初の一人芝居に、「初めてづくしで大丈夫かなって思う部分があった。せりふが詰まったらすべて自分のせいだし、誰もフォローしてくれない。たった一人で立つというのが未知で、よく分からなくて友達の前で号泣しました」と本番前に不安だったことを明かし、「こういうのも楽しい。確実に自分が成長したのも実感できましたし、もっと挑戦していきたい」と語った。
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井上さんは一人芝居中、「やっているうちに、どんどんいろんな人への感謝があふれてきた」と話し、「演劇じゃなくても誰かと同じ時間を共有して、一緒に泣いたり笑ったりする時間って本当に大切な時間というのを、自粛期間を通して一人で過ごしながら感じました」と明かした。
また新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客生配信という形式になったことについて、「真っ暗な客席を見ながら、お客さんが見に来てくれていたことがどれだけありがたかったかを実感しました」といい、「今いろんな気持ちを背負いながら生きている状況だと思いますが、それでも誰かと泣いたり笑ったりして生きていきたいなって思える貴重な時間でした」と語った。
「DISTANCE」は、本多劇場の活動再開第1弾企画。初日となったこの日は、井上さんのほか、入江雅人さん、永島敬三さんもそれぞれ一人芝居を上演、配信した。同企画は7日まで行われ、伊礼彼方さん、柄本時生さん、小沢道成さん、片桐仁さん、小林顕作さん、近藤芳正さん、清水宏さん、鈴村健一さんらが日替わりで出演する。