中村倫也:主演映画「水曜日が消えた」新公開日6月19日に決定 本編とリンクした主題歌MVも解禁

映画「水曜日が消えた」のポスタービジュアル(C)2020「水曜日が消えた」製作委員会
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映画「水曜日が消えた」のポスタービジュアル(C)2020「水曜日が消えた」製作委員会

 俳優の中村倫也さんの主演映画「水曜日が消えた」(吉野耕平監督)が6月19日に公開されることが5日、明らかになった。当初は5月15日の公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されていた。

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 公開延期に伴い、発売を中止していた前売り券も各種販売を再開する予定。詳細は映画の公式サイト、公式ツイッターで確認できる。購入済みの前売り券は、延期後の公開でも使用可能。また今後、政府・各地方自治体から劇場へ休業要請があった場合や、不測の状況になった場合は、再度延期の可能性もある。

 また、吉野監督が手掛けた、ミュージシャンの須田景凪さんが歌う主題歌「Alba(アルバ)」のミュージックビデオ(MV)も公開された。映画本編のストーリーとリンクした“7人の僕”の生活を想起させる内容で、須田さんの作品では初の全編CGのMVとなっている。

 中村さんはMVについて「元々、映画と歌の雰囲気と歌詞の世界観が絶妙に交じり合って、まさしく主題歌という印象でしたが、それを視覚的に監督が作ってくれて、映画の中に出てくるような風景だったり、アイテムが加わったことでより結びつきが強くなった感じがしました」と感想を語っている。

 「水曜日が消えた」は、一人の人間の内側で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている“7人の僕”が主人公。そのうちの最も地味でつまらない、通称“火曜日”の視点を通した物語が描かれていく。

 ◇中村倫也さんのコメント

 ーーMVを見ての感想を。

 どうやって作っているんだろうと最初に思いました。監督が一枚一枚書いているのかなって。元々、映画と歌の雰囲気と歌詞の世界観が絶妙に交じり合っていて、まさしく主題歌という印象でしたが、それを視覚的に監督が作ってくれて、映画の中に出てくるような風景だったり、アイテムが加わったことでより結びつきが強くなった感じがしました。(見ると)楽しいと思います。すてきな音楽とすてきな映像。映画は、まだ公開前ですが、想像を膨らませてめでてもらえればうれしいです。

 ーー気になったシーンは。

 映画を作っていた身としては、思い浮かぶシーン、思い入れのある小物とかが、全てのカットにちりばめられていて、楽しかったです。靴だけで、あれだけ見せられるっていうのもすごいし、窓から差し込んでくる花びらとかそういう一個一個の映像にぬくもりがあって吉野監督らしい作品だと思いました。あと、豚のストラップが好きだなと思いました(笑い)。

 ◇吉野耕平監督のコメント

 映画「水曜日が消えた」と共に生まれた曲、Alba。そのミュージックビデオを担当させていただくのは、一つの世界の中の少し違った場所を旅するような不思議な感覚でした。ゾートロープやフェナキストコープなど、少しずつ違う形ものが連なることで一つの動きを生み出していく回転アニメーションの世界を入り口に、“7つで1つ”の存在の物語を描いています。

 映画に登場したものと同じ、7種類の靴や7種類のペンが出てきますが、あくまでAlbaのミュージックビデオとして楽しんでいただけるように作らせていただいたつもりです。ただ両者は全く別の話、というわけではなく、いわば一つの物語の「外側」と「内側」みたいな関係かもしれません。ぜひ、映画を見る前、見た後と、それぞれ両方楽しんでいただければと思います。

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