今年5月に人気絶頂の中、約4年3カ月の連載に幕を下ろした吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」のコミックス最新21巻の通常版と特装版が7月3日に発売された。特装版には、32人のキャラクターのシール「謹製彩色人物録」が付属。シールは、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)や妹の禰豆子(ねずこ)、我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)、柱などメインキャラクターのほか、鬼殺隊の村田、鬼の猗窩座(あかざ)などが描かれており、SNSでは「シール可愛い」「これは鑑賞用」「シールに村田さんがいるのがいい」といった声が上がっている。第21巻の発売当日、記者が開店直後の書店で特装版を購入してみた。
ウナギノボリ
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コミックス最新21巻の特装版を含む初版発行部数は約300万部で、電子版を含むコミックスのシリーズ累計発行部数が8000万部を突破したことも話題になっている。シールは、炭治郎と禰豆子が描かれたケースに封入されている。シールは、約43.2センチ×約34センチの大型サイズで、1キャラあたりの大きさは約5センチ。SNSでも「シール一つ一つが思っていたより大きくていい」という声もあり、ファンにはうれしいところ。キャラクターの名前のシールとイラストのシールが分かれており、イラストにはキャラクターのせりふがデザインされ、見応えがある。
コミックスは、鬼でありながら鬼にあだをなして共に生きる珠世(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)が表紙を飾った。カバーをめくると表紙に別の絵柄が描かれているところも注目だ。なお、「鬼滅の刃」の公式ツイッターでは5月に「20巻・21巻特装版は予約受注商品ではありません。発売後に品切れとなった場合でも、読者の皆さまにお届けできるよう重版にて対応します」と発表されている。
「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、凶暴な鬼に変異した妹を元に戻し、家族を殺した鬼を討つために旅立つ……というストーリー。2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。テレビアニメが2019年4~9月に放送。劇場版アニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が10月16日に公開される。
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