アイドルグループ「乃木坂46」の新曲「Route 246(ルート・ツー・フォーティシックス)」を、音楽プロデューサーの小室哲哉さんが作曲、編曲することが7月16日、明らかになった。小室さんが「AKB48」などの48グループ、「乃木坂46」などの坂道グループの楽曲を手がけるのは初めて。同曲は、総合プロデューサーの秋元康さんが作詞を手がけ、小室さんとの共作は、2010年11月発売のやしきたかじんさんの楽曲「その時の空」以来、約10年ぶり。新曲は、配信限定シングルとして7月24日午前0時に配信され、齋藤飛鳥さんがセンターを務める。
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小室さんにとっては約2年3カ月ぶりとなる公での楽曲提供で、「多いなる友情と才能を持った秋元康さん、同じく近しい知人に一年間背中を押され、今回悩みに悩んで作曲・編曲を手掛けさせていただきました」とコメント。「ここ数年ゼロからアートを学び、改めて概念、すなわちコンセプトを持った創造物の貴重さを感じています。今回のコンセプトは友情でした。友人の期待に応えたい一心で今作を作りました。一貫した、らしさは表現されているのでは?と感じています」と語った。
秋元さんは「彼がようやく重い腰を上げました。ブランクがあった分、なかなか思うようなイメージのものが書けないようでした。結局、7回も書き直しをしてもらったのですが、その作業すら楽しそうでした」「彼の音楽への思いが伝わってくると思います」とメッセージを寄せた。
齋藤さんは「元々小室さんのファンだったので、小室さんが乃木坂46のために曲を作ってくださったことが何よりもうれしく、また楽曲も“小室さん感”があふれていて、個人的に本当にうれしかったです。この楽曲の曲調と乃木坂46の組み合わせで、どう化学反応が起こるか楽しみです!」と話した。
新曲は、7月22日深夜1時に放送されるラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッ
ポン」(ニッポン放送)でお披露目される。同24日午後6時半放送のテレビ朝日系の音楽番組「MUSIC STATION 3時間半スペシャル」でパフォーマンスも初披露される。
小室哲哉は古くからの友人です。一度は引退した彼ですが、時々、会って食事をする度に、音楽への熱い思いは消えていないことを知りました。いろいろな事情はあるのでしょうが、何とかもう一度、小室哲哉に音楽に携わる機会を持ってほしいと思いました。「曲を書いてよ」そんな話を何度かするうちに、彼がようやく重い腰を上げました。ブランクがあった分、なかなか、思うようなイメージのものが書けないようでした。
結局、7回も書き直しをしてもらったのですが、その作業すら楽しそうでした。この人は本当に音楽がないと生きていけないのです。音楽にのめり込むと周りが見えなくなってしまう不器用な人です。そのせいで多くの方に迷惑もかけたのでしょう。でも、小室哲哉はそれを音楽でしか返すことができないのです。乃木坂46に、書き下ろしてくれた「Route 246」を聴いてください。彼の音楽への思いが伝わってくると思います。