良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の堺雅人さん主演の連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)第2話が7月26日放送された。同話で、東京中央銀行の取締役・大和田(香川照之さん)が、東京セントラル証券の営業企画部部長・半沢(堺さん)に、ものすごい形相で「お、し、ま、い……です!」と首をかききるポーズで言い放ち、SNSでは「おしまいDEATHわろた」「新名言キター!」「今回もキレッキレ!」「すごい顔芸!」「腹筋がおしまいです(笑い)」「今日のMVP」といった声が多数上がり、盛り上がりを見せた。
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15分拡大で放送された第2話は、東京中央銀行がアドバイザーとなった大手IT企業「電脳雑伎集団」に30%の株を買収された「スパイラル」の社長・瀬名(尾上松也さん)は、太洋証券の広重(山崎銀之丞さん)の助言で、新株発行でこの難局を乗り越えようとする。そこへ「ホワイトナイト(白馬の騎士=新株の友好的買取先)」役として、「フォックス」社の社長・郷田(戸次重幸さん)が名乗りを上げる。しかし、半沢は、「フォックス」が怪しいとにらむ……という展開だった。
半沢は、部下の森山(賀来賢人さん)と共に瀬名に接触。それが、東京セントラル証券の親会社でもある東京中央銀行の伊佐山(市川猿之助さん)に知られ、銀行に呼び出される。そこで、半沢の前に現れた大和田が「責任を取らされて、飛ばされるそうじゃないか。一度ならず、二度までも出向とは、君も運のない男だ。何なら私が何とかしてあげようか。私から人事に口を効いてやってもいい。君の態度次第だがね~」と持ちかける。
半沢が「お心遣いありがとうございます。ですが、お断りいたします。自分の身は自分で守ります」と拒否すると、大和田は半沢に顔を近づけて「はい残念でした。そんなものは守れません。組織に逆らったらどうなるか君が一番よく分かっているはずだ。私はどんな手を使っても生き残る。君はもうおしまいです。お、し、ま、い……です!」と言い放った。
「もうおしまいです」と言った後に、再び、半沢の前に戻ってくるそぶりも見せたことから、視聴者からは「どこまでが演出でどこからがアドリブですか(笑い)」「これ、絶対、アドリブだ!」「堺さん笑わずにいられたのだろうか?」といった声も上がっていた。
「半沢直樹」は、池井戸潤さんの「半沢直樹」シリーズが原作。2013年7~9月に放送された前作は「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を映像化。東京中央銀行の半沢直樹が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いた。最終回に42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録。同年の「2013年ユーキャン新語・流行語大賞」では、半沢の名ぜりふ「倍返し」が年間大賞を受賞した。
今作は、前作の続編で「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を実写化。東京セントラル証券の営業企画部長となった半沢に巻き起こる事件を描く。8月2日放送の第3話は、スパイラルとアドバイザー契約を正式に結んだ東京セントラル証券と東京中央銀行が全面戦争に突入する……。
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