あとかたの街:NHKドラマのマンガパート 声優に花澤香菜、花江夏樹、早見沙織

「あとかたの街」のイラスト(C)おざわゆき/講談社
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「あとかたの街」のイラスト(C)おざわゆき/講談社

 8月14日にNHK・BSプレミアムで放送されるドラマあとかたの街 ~12歳の少女が見た戦争~」に声優として花澤香菜さん、花江夏樹さん、早見沙織さんが出演することが分かった。ドラマは、日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞したおざわゆきさんのマンガ「あとかたの街」の制作の日々を、マンガパートを織り交ぜながら描く。花澤さんは「あとかたの街」の主人公の少女あい、花江さんはあいが思いを寄せる男の子・洋三、早見さんはあいの親友・花をそれぞれ演じる。

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 「あとかたの街」は、太平洋戦争末期、昭和19年の名古屋を舞台に少女あいの戦争体験を描く。おざわゆきさんが、母のあいさんの戦争体験をマンガ化した。

 花澤さんは「少女がその時何を見て何を思い、どんな経験をしたのか、しっかりと寄り添いながら演じさせていただきます。私自身、彼女を通して戦争をより身近に感じ、もうこんなことは起きてはならないのだと胸に刻む機会になると思います」と語っている。

 花江さんは「洋三は、正義感が強い男の子。出会った時は悪ガキですが、徐々に一つの家族のようになって、あいを支えます。人が人として扱われにくかった時代、洋三ならではの言葉であいを励ますシーンが印象的。実際の戦争を生きたキャラクターを演じるのは初めてで、本当にこんなことがあったんだと、身が引き締まる思いです」とコメントを寄せた。

 早見さんは「ドラマ×マンガ、二つの世界で描かれる人々の日常。私はマンガの中で描かれる、あいの友人の花という少女の声を担当させていただきます。戦争によってじわじわと形は変わっていくけれど、未来に思いはせる少女の姿がそこには確かにありました。二つの世界は遠いようで、とても近くにあるのかもしれません。幅広い世代の方に見ていただきたい作品です」と語った。

 ドラマパートでは、女優の木村多江さんがおざわゆきさんを演じ、桐山漣さん、吉行和子さんが出演する。8月14日午後9時59分~10時58分に放送。

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