押井守監督:極私的映画史50年「押井守の映画50年50本」発売 「逆襲のシャア」も

押井守監督が映画について語る書籍「押井守の映画50年50本」
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押井守監督が映画について語る書籍「押井守の映画50年50本」

 アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「機動警察パトレイバー」などで知られる押井守監督が、映画について語る書籍「押井守の映画50年50本」(立東舎)が、8月12日に発売される。

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 「今、見るならこの1本」という基準、「1年に1本のみ」という縛りで映画をセレクトした。高校生だった1968年から始まる“極私的映画史50年”になるという。スタートとなる1968年は、「2001年宇宙の旅」が公開された年だが、押井監督が選んだのは、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」。なぜ、「2001年宇宙の旅」ではないのか……を詳述する。「ラストタンゴ・イン・パリ」「ブレードランナー」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」「ベイブ/都会へ行く」などについても語る。

 押井監督は、前書きで「映画まみれの男にその映画人生を回顧させつつ、 昔はものを思はざりけり(権中納言敦忠)の高校時代から現在に至るまで、 その年ごとに公開された映画の中から一本の映画を選ばせて(思い出させて)語らせたら、 映画マニアあるいはシネフィルと呼ばれる読者になにがしか益するところがあるのではないか。 あわよくば高度経済成長からバブルを経て昨今のヘタレた日本の戦後史の一部を、 映画を通じてフレームアップできるのではないか……と、 企画者および編集者は考えたのでしょう(確信的推論)」とつづっている。

 A5判、320ページ。価格は2200円(税抜き)。

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