泣きたい私は猫をかぶる:舞台・愛知県常滑市で特別上映会 小中学生1000人参加

「泣きたい私は猫をかぶる」の特別上映会の参加者(C)2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
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「泣きたい私は猫をかぶる」の特別上映会の参加者(C)2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

 劇場版アニメ「ペンギン・ハイウェイ」などで知られるスタジオコロリドが手がける最新作「泣きたい私は猫をかぶる」の特別上映会が8月1、2日、アニメの舞台となった愛知県常滑市の常滑市民文化会館で開催された。市内の9つの小学校、4つの中学校から、2日間で計約1000人が参加し、伊藤辰矢市長は「この映画は、やきもの散歩道をはじめ常滑市の風景が数多く登場します。また、現在も全世界にこの映画が配信されています。皆さんの暮らす身近な風景がこのように映画になり世界中の人々に見られていることを誇りに思ってほしい。そしてこれからもこの常滑市のことを愛してほしい」と語った。

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 同作は、6月5日に劇場公開される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で公開が延期され、Netflixで配信されることになった。6月下旬、常滑西小学校の児童が市長に「コロナでいろんな行事が中止になってしまい、地元が舞台の映画を友達と見に行くことを楽しみにしていた。ぜひ、大きなスクリーンでみんなで見る機会を作ってほしい」と手紙を送っていたという。

 参加者からは「常滑が舞台ということでとても楽しみにしていましたが、想像以上でとても満足しました! 普段よく見る常滑の街がいつも以上にすてきで感動しました。猫の柔らかい表情、キレイな世界観……本当に最高でした! そしてなにより常滑がもっと好きになりました! 素晴らしい映画をありがとうございました」「アニメーションが美しく、知っているところが出ててよかったです。とてもよい作品でした。特に自分の思いを伝えるシーンで泣けてきました」などの声が寄せられた。

 「泣きたい私は猫をかぶる」は、愛知県常滑市が舞台で、ムゲ(無限大謎人間)と呼ばれる中学2年生の笹木美代が、猫に変身できる不思議なお面で猫の太郎になり、思いを寄せるクラスメートの日之出賢人に会いに行く……というストーリー。「おジャ魔女どれみ」などの佐藤順一さん、「千と千尋の神隠し」などに参加してきた柴山智隆さんが監督を務め、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの岡田麿里さんが脚本を手がけた。Netflixで配信中。

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