吉川愛:杉咲花主演の朝ドラ「おちょやん」に出演 住み込み部屋でルームメートに

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演する吉川愛さん
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2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演する吉川愛さん

 女優の吉川愛さんが、女優の杉咲花さん主演で今秋から放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に出演することが8月13日、分かった。吉川さんはヒロインの千代(杉咲さん)が出会う「カフェー『キネマ』」の従業員・宇野真理を演じる。真理は富山県出身で、家出をして「カフェー」で働きながら、女優を目指しており、「カフェー」の2階の住み込み部屋で千代と同室になるという設定。

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 芝居茶屋「岡安」の娘・岡田みつえは東野絢香さん、芝居茶屋「福富」の一人息子・富川福助は井上拓哉さん、「岡安」先代の女将・ 岡田ハナは宮田圭子さん、喜劇の巨人・須賀廼家万太郎(すがのや・まんたろう)は板尾創路さん、天海一平(成田凌さん)の父・天海天海(あまみ・てんかい)は茂山宗彦さん、劇場の支配人・熊田は西川忠志さん、「カフェー『キネマ』」の店主・宮元潔は西村和彦さん、「カフェー『キネマ』」の従業員の若崎洋子は阿部純子さん、「山村千鳥一座」の薮内清子は映美くららさん、「鶴亀撮影所」の助監督・小暮真治は若葉竜也さん、同撮影所の所長・片金平八は六角精児さん、同撮影所の守衛・守屋は渋谷天外さんが演じる。

 語りを務める桂吉弥さんは、ドラマの解説役であり、観客からは見えないという約束事のもと、舞台上に現れ、芝居の手助けをする「黒衣(くろご)」という位置づけ。登場人物にも遠慮なく突っ込みを入れるという。

 103作目の連続テレビ小説となる「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生がモデル。浪花さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、二代目の渋谷天外さんと結婚。喜劇女優としての道を歩んだ人物。戦後、「松竹新喜劇」に参加。離婚後、一時女優をやめるが、NHK大阪のラジオドラマで復活。その後、「大阪のお母さん」として映画やテレビで活躍した。今回のドラマでは実在の人物をモデルにするが、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く。

 杉咲さん扮(ふん)する主人公の千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が立ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる。そして喜劇界のプリンス、天海一平と出会い、妻になるとともに喜劇女優としても花開いていくが、戦争などの不幸が重なって女優を一時引退。しかしあるラジオドラマをきっかけに奇跡の復活を遂げる……というストーリー。

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