水曜日のダウンタウン
決まり衣装芸人、M-1予選前日のロケで衣装が汚れるくだりが発生したらさすがに躊躇しちゃう説 ほか
11月13日(水)放送分
8月21日に公開された映画「糸」(瀬々敬久監督)で俳優の菅田将暉さんとダブル主演を務め、圧倒的な存在感を示している女優の小松菜奈さん。長い手足に小顔というスタイルを武器にモデルとして活躍後、中島哲也監督の映画「渇き。」(2014年)で、優等生ながら裏の顔を持つ女子高生・加奈子をハードに演じ、衝撃的な長編映画デビューを果たす。あれから6年、さらなるパワーアップを遂げている小松さんの魅力に迫る。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
現在24歳の小松さんのフィルモグラフィーを振り返ると、最初に気づく特徴は、圧倒的に映画出演が多いということ。主演作を何本も重ねるなど、映像界での彼女の実力は広く知れ渡っているが、その割にはドラマへの出演が少ない。そこには本人も口にしている“映画愛”が強く影響していると思われるが、スクリーンが彼女を呼び寄せているとも言えるだろう。
「渇き。」で、いきなり“厳しい現場”と言われている中島組を経験した小松さん。しかも、映画のキャッチフレーズは「愛する娘は、バケモノでした」。しかし、スクリーンに映し出された小松さんは実に堂々としており、演じているというよりは、本能の赴くままに“動いている”という感じがした。
その後、「近キョリ恋愛」(2014年)や「黒崎くんの言いなりになんてならない」(2016年)など、少女マンガ原作の王道ヒロインを演じつつも、同時に「ヒーローマニア-生活-」(2016年)や「ディストラクション・ベイビーズ」(同年)では、劇中でスイッチが入ると、ガラッと人柄が変わるような瞬発力を見せつけ、役柄の幅を広げていく。
“スイッチが入る”という言葉を使ったが、小松さんの芝居を見ていると、一人の女性を演じていても「これが同じ人間なの?」と感じさせるような視線を見せることが多い。前述した「ディストラクション・ベイビーズ」で演じた那奈という役は、前後半でまったく印象が異なり、特に小松さんのスイッチングのすごさを感じさせられた作品だ。
「糸」で、「ディストラクション・ベイビーズ」、「溺れるナイフ」(2016年)以来、3度目の映画共演となった菅田さんは、小松さんの印象を「制御不能のダンプカーみたい」と表現した。非常に動物的で役に入り込むと、その後はどう動くかも予測不能になるという。
菅田さんの言葉を聞いて、小松さんの過去の作品を見ると「なるほど」と思わされる。小松さんの演技は、観客に良い意味で“圧”をかけてくる。それは、予想と違う方向から感情が投げ込まれてくるから、自然と彼女の演技に見入ってしまうのだ。
マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 -サイレンス-」(2017年)、「来る」(2018年)、「さよならくちびる」(2019年)、「閉鎖病棟 -それぞれの朝-」(同年)などの作品でも、スイッチが切り替わる演技を披露してきた小松さん。最新作「糸」では、北海道で生まれた少女・園田葵の半生を演じた。
葵は、13歳で菅田さん演じる漣と運命的な出会いを果たすものの、劣悪な家庭環境により母親と共に北海道を出ることに。そこから葵はしっかりと生きる強い女性になろうと、東京、沖縄、シンガポールなど世界中を自分の足で駆け巡る。
葵は非常に活動的で、目標を持って突き進む女性であるが、そこには非常に多くの困難が降りかかってくる。ときには挫折しそうになり弱さも見せるが、そこで歯を食いしばりながらも前を向く“いじらしさ”が多くの人々の共感を呼ぶ。
その“いじらしさ”がもっとも良く出ているのが、涙を流すシーン。物語の中で、葵は何度も泣くシーンがある。小松さん自身、泣くシーンは苦手だというが、それぞれ意味の違う涙に対して、台本をしっかり読み込み準備をしつつも、頭で考えるよりも、その場で感じたものを素直に出すことを心がけたという。この言葉通り、涙のシーンはそれぞれグッと入り込むことができる、作品の見せ場となっている。
現場で感じた感情をストレートに出すというのは、もっとも純度の高い表現である一方、映画やドラマという枠が決まっている世界では、入りきれないという危険性もある。しかし、多くの製作者が小松さんを起用したいと思うのは、その予期せぬ表現を捉えたいと思うからなのではないだろうか。
本作以外にも、11月公開の「さくら」や、来年公開予定の「恋する寄生虫」などの待機作もある小松さん。20代半ばに差し掛かり、さらなる飛躍が期待される実力派女優だ。(磯部正和/フリーライター)
2024年11月15日 14:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。
決まり衣装芸人、M-1予選前日のロケで衣装が汚れるくだりが発生したらさすがに躊躇しちゃう説 ほか
11月13日(水)放送分
J-POPを愛する女たち!どんな時も寄り添ってくれたアノ曲
11月13日(水)放送分
夜ふかし的ハロウィーン仮装大賞
11月11日(月)放送分
東野幸治プレゼンツ「アメトーーク!」にハマってない芸人(vs常連芸人)
11月14日(木)放送分
100円ショップの神育児グッズSP 街のママ・パパから聞いた神グッズ!ミキティ&夏子の愛用グッズも!
11月12日(火)放送分