半沢直樹:ファンの“宝探し”が話題 視聴率好調の一因?

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連続ドラマ「半沢直樹」のワンシーン(C)TBS

 毎回、高視聴率を記録している俳優の堺雅人さん主演の連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)。主人公・半沢(堺さん)が銀行内外の敵に「倍返し」するストーリーの中で、原作者の池井戸潤さんの作品「下町ロケット」「陸王」「ノーサイド・ゲーム」に登場する企業名が出たり、前作のキャラクターが登場したりと、“池井戸ファン”や“半沢直樹ファン”を楽しませる“小ネタ”演出が満載だ。SNSでは「ファンを引き込む演出」「小ネタでテンション上がる」「細かくて面白い!」といった興奮の声が、毎週書き込まれ、盛り上がりを見せている……。

 ◇「佃製作所」「トキワ自動車」「帝国重工」… 「七つの会議」の「Xenox」も

 2013年7~9月に放送された「半沢直樹」の前作は「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を映像化。東京中央銀行の半沢が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いた。最終回に42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録。同年の「2013年ユーキャン新語・流行語大賞」では、半沢の名ぜりふ「倍返し」が年間大賞を受賞した。続編は、「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を実写化している。

 ヒットの足がかりとなる続編の初回では、半沢が出向した東京セントラル証券内の電光掲示板に「下町ロケット」の「佃製作所」「ヤマタニ」、「陸王」の「アトランティス」「ダイワ食品」、ノーサイド・ゲームの「トキワ自動車」、「ルーズヴェルト・ゲーム」の「青島製作所」の株価が表示されるシーンが描かれ、ファンから「激アツ!」「見つけた瞬間、声出ちゃった」「充実感 半端ない!」といった興奮の声がSNSに集まった。

 次に、池井戸作品に登場する企業名が多く登場したのが第6話だ。破綻寸前の帝国航空が再建するために出た余剰人員の受け入れ先企業として、「下町ロケット」の「帝国重工」、「ノーサイド・ゲーム」の「カザマ商事」「日本モータース」の名前などが登場。さらに、映画「七つの会議」に登場した「Xenox(ゼノックス)」社製のボイスレコーダーも登場し、視聴者を驚かせた。

 ◇湯浅社長が再登場 スピンオフ主人公も

 続編には、「半沢直樹」シリーズのおなじみのキャラクターも“小ネタ”として登場している。初回では、半沢のパソコンに、前作の舞台となった伊勢島ホテルの社長・湯浅から「新規ホテル プレオープン【ご招待】」というメールが届くシーンがあった。フリーアナウンサーの夏目三久さんは、前作では東京中央銀行のイメージキャラクターとして登場。今回の続編でも、東京中央銀行グループのイメージキャラクターとして登場した。

 第3話には、今年1月に放送されたスペシャルドラマ「半沢直樹スピンオフ企画『狙われた半沢直樹のパスワード』」の主人公で、「スパイラル」のプログラマー・高坂圭(吉沢亮さん)が、本編に初登場し、視聴者を沸かせた。第7話の予告編には、前作にも登場した、半沢の妻・花(上戸彩さん)のフラワーアレンジメントの仕事の先輩(吉田羊さん)も映っており、本編での登場が待たれる。

 「下町ロケット」「ルーズヴェルト・ゲーム」「陸王」「ノーサイド・ゲーム」は、いずれも「半沢直樹」が放送されているTBS系の「日曜劇場」(日曜午後9時)枠でドラマ化された作品で、原作ファン、「半沢直樹」ファン、そして“日曜劇場ファン”も楽しめる内容となっている。

 また、インターネットでは、大和田暁(香川照之さん)の車のナンバーが「お2583」で、「自己破産」という語呂合わせではないかと指摘する声や、「的場第2次改造内閣」で入閣したリストに出てきたメンバーの名前が特撮ドラマ「ウルトラマン」の登場キャラクターにちなんでいると考察する視聴者もいる。

 「半沢直樹」といえば、強敵に「倍返し」をするストーリー、登場人物が激情を表現する“顔芸”、飛び出す名言も話題だが、毎週随所にちりばめられた小ネタもまた魅力の一つ。“宝探し”のように小ネタをいち早く見つけてSNSで盛り上がるというファンならではの楽しみ方を提供できているのも、“池井戸作品”を数多くドラマ化してきた日曜劇場ならでは。今後もどんな小ネタが登場するのか、ファンは画面から1分1秒も目が離せない。半沢が、政府とつながる東京中央銀行の裏切り者をあぶり出す第7話は8月30日午後9時から放送。
 

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