三森すずこ:目標だった「プリキュア」への思い 「子供たちに夢を与えたい!」

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「ヒーリングっど プリキュア」に登場するキュアアース(左)と声優を務める三森すずこさん(C)ABC-A・東映アニメーション

 人気アニメ「プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系、毎週日曜午前8時半)シリーズの第17弾「ヒーリングっど プリキュア(ヒープリ)」に新たなプリキュアとして登場したキュアアース(風鈴アスミ)。「ラブライブ!」の園田海未役などで知られる人気声優の三森すずこさんがキュアアースを演じていることも話題になっている。声優としてデビューして以来、「プリキュア」シリーズに出演することがずっと目標だったという三森さんに、同シリーズへの思いを聞いた。

 ◇プリキュアになるまでは絶対に声優を辞めない! 強い気持ちで臨んだオーディション

 「ヒーリングっど プリキュア」のモチーフは「地球のお医者さん」。花寺のどかたちが“地球のお医者さん見習い”のヒーリングアニマルと出会い、プリキュアに変身し、ビョーゲンズに立ち向かう姿を描く。三森さんが演じるキュアアースは、6月に登場することが発表され、アニメで8月に初登場した。三森さんは「ヒープリ」の出演が発表された際のコメントで「プリキュア」シリーズの出演を「ずーっと目標にしていました」と語っていた。

 「声優として活動することになった時から、漠然とですが、アニメと言えばプリキュア!いつかプリキュアの声優になって子供たちに夢を与えたい!という目標がありました。プリキュアになるまでは絶対に声優を辞めない!といろいろなところで言っていたんです」

 これまでも「何度もオーディションを受けさせていただいていました」といい、強い気持ちでオーディションに臨んでいた。まさに、念願かなっての出演となった。

 「これまでもオーディションの度に、前日に神社にお参りに行っていたんです。今回も神社で、プリキュアになりたいです!とお願いしました。毎年、お参りしていたので、実は心が折れかけていました。でも、今回は手応えがあったんです。このキャラクターは私かもしれない……と直感的に。アースの設定に『人間ではない』と書いてあったんです。たまたま、オーディションがあった時期、人間ではないAIなどの役を演じさせていただく機会が多かったこともあり、これはもしかして!?と。ポジティブ思考なので、共通点を見つけたんです(笑い)。神社の御利益があったみたいです。毎年、通ってよかったです」

 ◇「プリキュア」は女の子たちの原点 玩具を見て涙腺が…

 2004年に第1弾「ふたりはプリキュア」がスタートして以来、「プリキュア」シリーズは約16年にわたって女児を魅了し続けている。三森さんは声優として参加してみて、その魅力を「女の子たちの原点なのかな?」と感じているという。

 「私自身も子供の時、セーラームーンを見て、ごっこ遊びをしたり、ワクワクしていました。そういう経験があって、女の子になっていったんだな……と思うんです。『プリキュア』もそうで、子供たちはアニメを見て、知らなかったことを知ったり、お友達とお話をしたりしています。第2の幼稚園、学校、のような存在、女の子たちの原点だったりするのかな? 私も子供の時に、お姉さんのキャラクターに憧れていました。私が今、子供だったら、アースが好きになるだろうな。髪の長いお姉さんが好きですし(笑い)」

 大人気シリーズということもあり、出演が発表された時は周囲の反響も大きかった。

 「マネジャーさんに伝えてもらった時、本当にうれしくて、やったね!とハイタッチしました。家族も喜んでくれていますし、友人にもこれまで『プリキュアをやりたい!』と言っていたので、すごく喜んでくれました。発表までは言えなかったので、解禁されると、友人からいっぱい連絡がありました。幼稚園の子供がいる友人も多くて、ええ!ってびっくりされたり。友人の子供に会うと鼻高々になります(笑い)。子供がプリキュアのおもちゃで遊んでいるのを見て、ウルウルしています。おもちゃは、サンプルを見せていただいた時から涙腺が緩んでいました。私の声がする!って。本当にうれしいです」

 ◇「シンプルだけど大切なこと」に気付かされる

 三森さんが演じるキュアアースは、ヒーリングガーデンの女王でラテの母・テアティーヌの想(おも)いに応えて地球のパワーが、人間の姿となって現れた精霊のような存在。見た目は20歳くらいだが、生まれたてで人間の常識がよく分からず世間知らずのところもある。キュアアースは、とにかく強いが、天然ボケに見える時もあって、チャーミングだ。三森さんは「真面目さ」を意識してキュアアースを演じている。

 「アースは、ラテを守るために生まれた存在で、ラテを守るナイトのようなりりしさがあります。全てに真剣で、真面目だからできないことがあって困ることもあって、そこが面白く見える時もあります。演じる時はひたすら真面目に、りんとすることを考えています。全てを圧倒するようなパワー、尊さもイメージしています。監督から『強キャラ感を!』というお話もありました。最初は人間の常識も分からなくて、徐々に人間らしい感情が生まれてくるので、そこも意識しています」

 アフレコは「とても温かい雰囲気」といい、花寺のどか(キュアグレース)役の悠木碧さんが「心強く、リードしていただいています」という。

 「私のアフレコ初日に(キュアアースのイメージカラーの)紫の花をプレゼントしていただいたり、本当に温かいんですよね。私は途中参加ですが、いい意味で固くならない現場で、4人のチーム感もあります。このゲームが今面白い!とか情報交換をしたり、ずっとおしゃべりしていて、本当にいいチームです。合わせぜりふが多いのですが、悠木さんが息を吸う音を合図に合わせています。合わせぜりふはプリキュアならではですし、プリキュアをやっているなあ……ってうれしくなります」

 「プリキュア」シリーズは、子供向けアニメだが、大人が見ても感動したり、考えさせられることがある。三森さんも「大切なことに気付かされる」と感じている。

 「一つ一つのせりふ、ストーリーの展開に道徳的な意味がありますし、大人の私が見ても、シンプルだけど大切なことに気付かされます。毎週毎週、すてきな時間を過ごさせていただいています。アースは、子供の目線に近いキャラクターなのかもしれませんね。アースと一緒になって、これはやってはいけないんだ!これが楽しいんだ!と楽しんでいただきたいですね。子供の方が、アースよりしっかりしているかもしれませんが(笑い)」

 今後の展開について「アースは喜怒哀楽、感情を段々と出すようになって、人間バロメーターのようなものが上がっていきます。表情が豊かになっていくところは、演じがいがありますし、アフレコを重ねるごとにどんどんアースと一緒になっていくように感じています。アースの心の成長を見ていただきたいです」と話す三森さん。キュアアースの成長、三森さんの演技が大きな見どころになりそうだ。

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