荒野のコトブキ飛行隊:劇場版MX4Dは「音をより強烈に感じてもらいたい」 水島努監督と鈴代紗弓が最速上映会に

「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」のMX4D版最速上映会の様子(C)「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」製作委員会
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「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」のMX4D版最速上映会の様子(C)「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」製作委員会

 アニメ「ガールズ&パンツァー」などの水島努さんが監督を務めるオリジナルアニメ「荒野のコトブキ飛行隊」の劇場版「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」のMX4D版最速上映会が9月2日、TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)で開催され、水島監督と主人公・キリエ役の声優の鈴代紗弓さんが登場した。水島監督は、MX4D版について「揺れるという体感はもちろんですが、音をより強烈に感じてもらいたいと思い、テレビシリーズよりも意図的に空戦シーンには音楽を入れないようにしました」「最初の隼の発進シーンと最終決戦を特に激しくして、ほかのシーンとの動きのメリハリをすごく考えました」と明かした。

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 劇場版は、テレビアニメ全12話を再構成した総集編に新規カットを加えた。水島監督は新規カットについて「劇場版になると決まったときに、制作スタジオのデジタル・フロンティアさんとGEMBAさんに、どんなものを見たいかアンケートを取らせていただいたんですが、回答がほぼ『ドラマを見たい』だったんです。そこでテレビシリーズの第11~12話の間の一晩に何があったのかや、コトブキ飛行隊の結成秘話を描かせていただこうと思いました」と話した。

 鈴代さんは、新規カットのお気に入りシーンを聞かれ「キリエがどんなふうにコトブキに入ったのか、また最終話に至るまでのそれぞれの関係値の変化など、今まで知らなかったことが分かったので、どのシーンもお気に入りです。中でもキリエとエンマの出会いのシーンは見ていてほっこりしました」と語った。

 水島監督が舞台あいさつに登壇するのは約15年ぶりといい「これまで映画作品は何本かやらせていただいていたので、何度かオファーはあったのですが、本業を優先して自粛していました。ただ、いつまでも引きこもってはいられないので、今回久しぶりに出演させていただきました」と話していた。

 「荒野のコトブキ飛行隊」は、雇われ用心棒・コトブキ飛行隊が、客の大事な積み荷を守るために大空をかける姿を描いている。テレビアニメが2019年1~3月に放送された。劇場版は9月11日に公開される。

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