テレビ朝日:10月改編はチャレンジ 新番組14本で深夜バラエティー枠を大幅リニューアル

テレビ朝日社屋
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 テレビ朝日は9月11日、2020年10月期の改編説明会をオンラインで開催し、10月からの番組ラインアップを発表した。ゴールデン(G)、プライム(P)帯の改編率は小幅にとどまったものの、深夜0時以降については全ての曜日にバラエティーの新番組を編成。プライム帯などに“昇格”したものを加えると計18本のバラエティー番組を編成する攻めの姿勢を示した。

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 目玉となっているのが、平日の深夜帯に新設した大型バラエティーゾーン「バラバラ大作戦」。1番組約20分という短尺で月~金曜に計14本の新番組をスタートさせる。先日長寿番組「さまぁ~ず×さまぁ~ず」の終了が報じられたばかりのお笑いコンビ「さまぁ~ず」によるトーク番組「さまぁ~ず論」(月曜深夜1時56分)、「くりぃむしちゅー」の2人の新たな一面を浮き彫りにする「にゅーくりぃむ」(火曜深夜1時56分)、井本彩花さんと尾碕真花さんの“オスカー美少女”2人が大食いYouTuberに弟子入りする「オスカル eats」(水曜深夜2時36分)などをラインアップ。

 さらに、“病みかわいい地下アイドル”あのさんを起用した「あのちゃんねる」(月曜深夜2時36分)、気鋭のお笑いコンビ・土佐兄弟初の冠番組「あるある土佐カンパニー」(水曜深夜2時16分)など、若手をフィーチャーした番組も編成。番組を手がけるのは、20~30代の若手プロデューサー・ディレクターで、若手クリエーターならではの斬新な企画とSNSやネット配信とも連動した施策で、地上波の枠にとらわれない展開を目指す方針だ。

 土日の夜にも、新たなバラエティーゾーンが登場。土曜は、「南海キャンディーズ」の山里亮太さんと、フリーアナウンサーの田中みな実さん、同局の弘中綾香アナウンサーの「あざとくて何が悪いの?」(午後9時55分)と「千鳥」のノブさんと弘中アナの「ノブナカなんなん?」(午後10時25分)をレギュラー化。いずれも特番として数回放送され話題を呼んでおり、今回“レギュラー昇格”となった。日曜は、深夜帯で人気を博した「爆笑問題」と「霜降り明星」の「爆笑問題のシンパイ賞!!」(午後9時55分)、「千鳥」の「テレビ千鳥」(午後10時25分)がプライム帯に“昇格”となった。

 テレビ朝日の榊原誠志総合編成部長は、今回のバラエティー番組の大型編成について、「22時台の4番組を中心に若年層に楽しんでいただけるようなコンテンツをお届けしていく」とコメント。初めての試みだという「バラバラ大作戦」については、人気タレントだけでなく、ネット世代の人気者も起用し、制作者が出演者と笑いについて語り合う動画を配信するなど、テレビの枠におさまらない自由な企画を展開していくとしている。

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