岡田結実:ドラマ「夜がどれほど暗くても」で被害者遺族の少女役 本格サスペンスで新境地

「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」に出演する岡田結実さん=WOWOW提供
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「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」に出演する岡田結実さん=WOWOW提供

 タレントで女優の岡田結実さんが、俳優の上川隆也さん主演で11月22日からWOWOWで放送される連続ドラマ「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」に出演することが9月25日、分かった。岡田さんがWOWOWの連続ドラマWに出演するのは今回が初。被害者遺族の少女・星野奈々美を演じ、本格サスペンスで新境地に挑む。

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 岡田さんが演じる奈々美は、主人公・志賀倫成(上川さん)の息子が引き起こしたストーカー殺人事件によって両親を奪われた女子高生。容疑者が死亡すると、その父親である志賀に恨みを募らせるようになる。しかし、彼女の存在が志賀の運命を変えることになるという役どころだ。

 オファーを受けた際の気持ちについて「今までの私の少ない役者経験の中では、明るい役や楽しい役を演じることが多かったので、その中で星野奈々美を演じるということは私にとってはある意味チャレンジです。お話をいただいた時は、興奮と同時に不安がありました」といい、「本を読んだ時の衝動的な感情、そしてドラマに携わるスタッフさんの思い、周りの役者さん方のエネルギーを存分に蓄えて、私なりの星野奈々美との重なりを表現できるようになりたいという気持ちで、今はいっぱいです」と意気込んでいる。

 ドラマは、中山七里さんの同名小説(角川春樹事務所)が原作。上川さん演じる主人公の志賀倫成は、順風満帆なジャーナリスト人生を歩む有名週刊誌の副編集長。ある日、大学生の一人息子がストーカー殺人事件を起こし、自ら命を絶つ。スクープを追う側だった志賀は、一転して、容疑者家族として追われ、世間からバッシングを受ける日々を過ごす。別の雑誌へと左遷され、妻との関係もうまくいかなくなった志賀は、ある少女との出会いをきっかけに、事件の真相に迫っていく……。

 ドラマの脚本は、映画「デスノート」「デスノート the Last name」、映画「スマホを落としただけなのに」シリーズなどの大石哲也さんが担当。監督は「相棒」(テレビ朝日系)シリーズ 、「執事 西園寺の名推理」(テレビ東京系)シリーズ、映画「探偵はBARにいる」シリーズなどの橋本一さんと、「ドラマWスペシャル 人質の朗読会」、スペシャルドラマ「愛を乞うひと」(読売テレビ・日本テレビ)などの谷口正晃さんが務める。

 「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」は11月22日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全4話。第1話は無料放送。

 ◇岡田結実さんのコメント

 ーー今作のオファーを受けた際のお気持ちについて。

 WOWOWのドラマに出演させていただくのも初めてですし、今までの私の少ない役者経験の中では、明るい役や楽しい役を演じることが多かったので、その中で星野奈々美を演じるということは私にとってはある意味チャレンジです。お話をいただいた時は、興奮と同時に不安がありました。未だに私でいいのかな、なんて思ったりする日もあります。

 そして私が初めて連続ドラマに出させていただいた時も中山七里先生のお話でしたので、あの時の想いをリベンジできるように努めたいです。本を読んだ時の衝動的な感情、そしてドラマに携わるスタッフさんの思い、周りの役者さん方のエネルギーを存分に蓄えて、私なりの星野奈々美との重なりを表現できるようになりたいという気持ちで、今はいっぱいです。

 ーー脚本を読んでの印象や、今回演じられる役・星野奈々美の印象について。

 「夜がどれほど暗くても」というタイトルにあるように、この作品を読んでいて登場人物は皆、暗闇の中を走っていると感じました。光が何処にあるかはわからない、だけど、ただただひたすらに自分の信じるものを信じ走り続けている姿。その先に光がなくても信じるものを信じ続ける力。その姿に、私も一緒に走れるんだと思ったらうれしく感じました。

 世間でも問題視されているSNSや報道のあり方。振り回す側だった本人が、振り回される側に回った時にどうあろうとするのか。今この現代に強いメッセージ性をもたらしてくれるんじゃないかと思いました。そしてその中で奈々美には、たくさんのものの中で振り回されながらも、絶対に曲げない力を感じます。脚本を読んでいて私は、どんどん変わっていく奈々美に勇気づけられました。私の演じる奈々美も、少しでも誰かの希望の星になれるように演じようと思いました。

 ーー視聴者の皆様へのメッセージ

 中山七里先生の優しくも力強く切り込んでいくこの熱い作品、登場人物が皆何かを信じて走り続けている姿に、私は心を打たれた1人です。SNSや報道のあり方が考えられているこの現代に斬り込んでいく作品だと思うので、ご覧になった方が1人でも何か感じるものがあったらうれしいです。夜がどれほど暗くても。その暗闇の先までをご覧いただきたいです。

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