あのクズを殴ってやりたいんだ
第6話 走り出したクズと恋
11月12日(火)放送分
木村拓哉さん主演で2021年新春に2夜連続で放送されるフジテレビのスペシャルドラマ「教場2」(仮)に、福原遥さん、矢本悠馬さん、杉野遥亮さん、眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)さん、岡崎紗絵さん、戸塚純貴さん、高月彩良さんが出演することが9月30日、分かった。福原さんらは、警察官を目指す人たちが通う警察学校の「200期」の生徒を演じる。福原さんら7人が、木村さんと共演するのは初めて。
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ドラマは長岡弘樹さんのベストセラー小説(小学館)が原作で、警察官を目指す人たちが通う警察学校の教室“教場”を舞台に、木村さん演じる右目が義眼の冷徹無比な教官・風間公親(きみちか)と、生徒たちの姿を描く“警察ミステリー”。今年1月に2夜連続でフジテレビ開局60周年特別企画新春スペシャルドラマとして放送され、今回はその第2弾。
福原さんは、とある出来事から警察官を目指しているが自分に自信を持てない忍野(おしの)めぐみ、矢本さんは時間の感覚が人と違っていて、たびたび遅刻をする問題児の漆原透介、杉野さんは真面目で実直な性格の元剣道国体選手・比嘉太偉智(ひが・たいち)、眞栄田さんは手先が器用で鑑識を目指す稲辺隆、岡崎さんは優秀かつ快活で、誰にでも人当たりのよい優等生的存在の伊佐木陶子(とうこ)、戸塚さんはムードメーカーの吉村健太、高月さんは勝ち気な性格で負けず嫌いの体育会系女子・堂本真矢を演じる。
福原さんは出演について「前回の『教場』を見て、すごく感動して、『私もこの作品に出たい』と思っていたので、出演が決まった時はとてもうれしかったです。緊張や不安はすごく感じましたが、それ以上に楽しみという感情の方が勝っていました」と喜び、「今回、自分がこの作品に出られるということは憧れの場所に立つようなものなので、本当に楽しみです」と意気込んでいる。今回、役作りでショートヘアとなった福原さんは「ドラマでここまでのショートカットでお芝居することは今までなかったです。なので、ショートカットの自分にまだ見慣れないです(笑い)」と語っている。
矢本さんは「木村拓哉さんと初共演ということもあり、お会いしたい方だったので素直にテンションが上がりました。ただ、稽古(けいこ)を進めていくうちに、大変な現場に来たなと(笑い)。なめていたわけではないんですが、思っていた以上の緊張感があります」と語り、初共演の木村さんについては「テレビでしか見たことがありませんが、プロ意識が高く、自分に妥協を許さない方だと思いますし、訓練でお会いしたときはすごく情熱のある熱い方という印象でした。所作訓練に木村さんに来ていただいたんですが、僕は木村さんに気付くまでが他の生徒より遅くて……。自分の練習の反省点を頭で振り返っていたときに、ふと見たら『知らない人いるな。刑事の服ってことは……』と思って、生徒全員の顔を見渡した瞬間に、全員の緊張感を察して、『木村さんだ!』と気付きました」と振り返っている。
杉野さんは「実は、この作品の出演が決まる前、『教場』第1弾に出ていた友達がいまして、『相当厳しい現場だった』という話を聞いていました。今回自分の出演が決まり、“自分がどこまでやれるのか”と、少し楽しみでもありましたが、初めて所作訓練をしたときに、打ちのめされてしまって……。厳しい現場ですが、どんどん気持ちも入ってきて楽しんでできるようになってきています」とコメント。木村さんについては「先日、所作訓練で初めてお会いして、『こんなにカッコイイ人いるんだ』という印象で、すごく輝いていました。僕、オーラに敏感なんです(笑い)」と語っている。
眞栄田さんは出演について「ワクワクとプレッシャーが今でもすごいです」とコメント。鑑識を目指す稲辺を演じることには「自分にとってすごく大きなチャレンジになると思いました」と語り、今回の台本を読んで「すごく面白かったですが、読めば読むほどプレッシャーが大きくなっていきました。今の自分の実力と、稲辺という役にしっかり向き合っていきたい」と意気込んでいる。初共演の木村さんについては「近くでいろいろと見させていただきたいですし、盗めるものはしっかり盗んでいきたいです」と語っている。
岡崎さんは、今回の出演に「本当にうれしかったです。前回の『教場』は、放送の発表があったときからすごく注目していて、見るのを楽しみにしていた作品でした。第2弾となる今作に出させていただける、そしてその仲間になれるというのはすごく光栄なこと」と喜んでいる。優等生的存在の陶子を演じるために「筋トレはやっています。通常の訓練にプラスして自主的にトレーニングしないと追いつかないと思うので、自分でダンベルをひたすら上げたり、外出自粛の期間中も自宅で欠かさずトレーニングしていました」と明かし、「髪形も物心ついてからずっとロングだったんですが、この役のためにバッサリ切ったので、今の自分を見るのはすごく新鮮ですし、警察学校の生徒だという気持ちのスイッチも入りました」とコメントしている。
戸塚さんは、所作訓練について「初日が特に大変でした。普段やらないことばかりなのと、団体行動なので、個々ができていても成功にはならないというのが一番難しいところだと思います。合わせるのが本当に大変で、スタッフさんや指導していただいている警察監修の先生から『前作と比べられるからね』とすごいプレッシャー掛けられていて(笑い)。僕自身たき付けられて熱くなれるので、いいモチベーションで臨めています」と明かしている。初共演の木村さんについては「妥協しない方というのを、すごく感じるので、生徒の訓練にもいらっしゃって、訓練が終わるまで一日ずっと見てくださったりするのは、僕らにプレッシャーを与えるためにあえてやってらっしゃることだと思っています」と話し、「僕らに対しても自分に対しても、プロフェッショナルとして役作りに専念する姿や姿勢をちゃんと見せてくださるのは作品に対しての自信すら感じますし、役を演じる上でとても大切なことを教えてくれている気がします」と語っている。
高月さんは、今回の出演に「視聴者として見ていた作品でしたので、出演が決まったというお話をいただいた時はびっくりで、プレッシャーより先にうれしさが込み上げてきました。その後、プレッシャーや緊張が募ってきましたが、憧れの作品の現場で戦えるということがすごく楽しみでした」と語っている。体育会系女子の真矢を演じるため「ジムに行って筋トレをやっていますが、実は筋トレが苦手で、運動神経もよくないのですごく不安です……。役に合わせて髪の毛も短く切り、しぐさや姿勢など、見た目から警察学校の生徒に近付けるようにしています」とコメントしている。
木村さんは、福原さんらについて「一度お会いしただけなので、まだ分からないですが、前回の生徒たちと比べ、200期のみんなは、非常に『偏差値が高そう』な印象です。その分おとなしくて、自分を含めた30人の集合体にいかにしてなじもうか、いかにして溶け込もうかとしている感じなのかなと。撮影を進めていく中で、彼らがここからどうなっていくのか楽しみです」とコメントを寄せている。
警察学校という知られざる密室の中で繰り広げられる、個性豊かな生徒たちの人間模様が、この「教場」という作品の大きな魅力の一つです。今回の風間教場の生徒たちももちろん、それぞれの動機を胸に、警察官を目指す真面目で聡明(そうめい)な生徒たちばかりですが、心の中には人には言えない秘密や悩みを抱えて、さまざまな葛藤を持って警察学校に入校してきています。
一見、従順そうに見えても、風間や他の教官の手にも負えないくせ者ぞろいの生徒たちを演じていただく俳優陣には、すでに多くの映画・ドラマでその活躍を見せてくれている若手の実力派から、フレッシュな魅力あふれるこれからの注目株まで、まさに粒ぞろいの面々が集結しました!
彼らは皆、撮影に入る前から、警察学校という場のリアリティーを極限まで高めるべく、並々ならぬ覚悟で所作訓練に挑んでいます。前作に負けない“最強”の200期を作るべく、全力で役に向き合い、“最恐”の風間教官にも逃げることなくぶつかっていってくれることでしょう。今が旬の豪華俳優陣たちが見せる、熱く若い輝きに、視聴者の皆さんにも期待していただきたいです。
そして実は、今作の中心となる200期の生徒は、今回発表した彼らだけではありません。ストーリーのカギを握る生徒たちについては、後日改めて発表しますので、続報をお楽しみに!
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