劇場版アニメ:今熱い! 「銀魂」は本当に終わる? “最後のバカ騒ぎ”がさらなる起爆剤に!?

「銀魂 THE FINAL」の一場面(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
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「銀魂 THE FINAL」の一場面(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)が、10月16日の公開から45日間で興行収入が275億円を突破し、歴代興行収入ランキングで第2位にランクインするなど大きな話題となっている。11月28、29日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では、同作が7週連続となる首位を獲得したほか、2位に「STAND BY ME ドラえもん 2」(八木竜一監督、山崎貴共同監督)、6位に「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」(MTJJ監督)、7位に「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(石立太一監督)、8位に「魔女見習いをさがして」(佐藤順一監督、鎌谷悠監督)、10位に「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」(深澤敏則監督)とトップ10に6作の劇場版アニメがランクイン。アニメが劇場をにぎわせている。

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 今後も注目作として、スマートフォン用RPG「Fate/Grand Order(FGO)」の劇場版アニメ「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-」の前編「Wandering:Agateram」(末澤慧監督、12月5日公開)、「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督、2021年1月23日公開)、武内直子さんの人気マンガが原作のアニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズの新作劇場版アニメ「美少女戦士セーラームーンEternal」の前編(今千秋監督、1月8日公開)が公開を控える。そんな中、空知英秋さんの人気マンガが原作のアニメ「銀魂」の完全新作となる劇場版「銀魂 THE FINAL」(宮脇千鶴監督、1月8日公開)が、アニメ「銀魂」シリーズの「本当に最後」の作品となることが話題となっている。

 「銀魂」は、原作が「週刊少年ジャンプ」(集英社)、「ジャンプ GIGA」(同)で最終回を迎えられなかったことも話題になった。その後、「銀魂公式アプリ」で“最終回の向こう側(続き)”を配信。2019年6月20日に最終訓(回)に当たる3回目の配信「第七百四訓 天然パーマにロクな奴はいない」が配信され、“三度目の正直”でついに完結となった。アニメも2013年公開の「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」で「完結篇」としながらも、テレビアニメ第3期が2015年にスタート。第4期が2017~18年に放送され、原作、アニメともに“終わる終わる詐欺”を繰り返してきたが、新作劇場版でアニメシリーズが「今度こそ本当に終わる」という。

 新作劇場版は、空知さんが全面協力し、「原作のラスト」をベースとしたストーリーが描かれる。“最後の敵”は、主人公・坂田銀時たちを教え導いた師匠・吉田松陽の別人格の虚(うつろ)だ。銀時たちを援護するため、志村新八、神楽、真選組、かぶき町の面々、かつてのライバルたちまでもが参戦し、“最後のバカ騒ぎ”が繰り広げられる。テレビアニメ第1期がスタートした2006年から約15年、銀時たちのラストランが劇場版アニメのさらなる起爆剤となれるのか、そして、本当に終わるのか……注目したい。

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