東映アニメーション:長崎県佐世保市舞台のアニメ「URVAN」制作 ロケハンしない新たな制作方法 地域の魅力創造

長崎県佐世保市舞台のアニメのパイロットフィルム「URVAN」のカット(C)東映アニメーション
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長崎県佐世保市舞台のアニメのパイロットフィルム「URVAN」のカット(C)東映アニメーション

 東映アニメーションの新規IP(知的財産権)研究開発チーム「PEROs(ペロズ)」が、長崎県佐世保市が舞台の約5分間のアニメのパイロットフィルム「URVAN(ウルヴァン)」を制作し、2021年1月下旬に公開することが12月22日、分かった。

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 「URVAN」プロジェクトは今春に始動したが、コロナ禍による移動制限によって、現地取材、ロケハンが困難となった。そこで、制約がある条件の中、新しい映像表現や制作方法を活用し、佐世保市に一度も行くことなく地域の新たな魅力を創造するアニメ制作に挑戦したという。

 「URVAN」は、佐世保市の地域プロモーションに取り組む長崎国際大学人間社会学部国際観光学科の尾場均研究室(尾場ゼミ)と連携し、制作された。現地に行くことができないため、尾場ゼミの学生が撮影した風景写真をもとに東映アニメーションが背景素材を作成したり、ウェブ会議サービス・Zoomやファイル共有サービス・Boxなどを活用したりと、リモートでアニメ制作に取り組んだという。佐世保市の特産品、文化といった地域資源とサイバーパンク、アクションの要素を掛け合わせ、新たなIP作り、絵作りにも挑戦した。

 パイロットフィルム「URVAN」は、2021年1月下旬に東映アニメーションのYouTubeチャンネルで配信されるほか、九州テレ・コミュニケーションズの協力の下、ケーブルテレビ局・テレビ佐世保で放送予定。

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