つんく♂:テレビアニメ「アイ★チュウ」第1話OPを作詞、作曲 「あたたかさと強いメッセージ」

「アイ★チュウ」の一場面(C)Liber Entertainment Inc./エルドール広報課
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「アイ★チュウ」の一場面(C)Liber Entertainment Inc./エルドール広報課

 音楽プロデューサーのつんく♂さんが、アイドル育成ゲームが原作のテレビアニメ「アイ★チュウ」第1話のオープニングテーマを作詞、作曲したことが12月23日、分かった。タイトルは「一番星の歌~未来のレジェンド伝説~」で、第1話限定の“スペシャルオープニングテーマ”となる。同楽曲を使用した第4弾PVが公開された。

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 つんく♂さんは、ゲーム「アイ★チュウ Etoile Stage」の主題歌「マジカル LOVE ポーション!」の作詞、作曲も手掛けており、「前回のようなノリノリ曲ではなく、青春の名場面に似合うような、昭和の金八先生なら『贈る言葉』なんだろうけど、令和のアイチュウはちょっと違う。『あたたかさと強いメッセージ』をイメージして作りました」とコメントを寄せた。

 「アイ★チュウ」は、有名事務所エルドールが設けた学園エトワール・ヴィオスクールを舞台に、プレーヤーが教師兼プロデューサーとなってアイドルを育成するゲーム。アニメは、「GOSICK -ゴシック-」などの難波日登志さんが監督を務め、「Classroom☆Crisis」などのLay-duce(レイ・デュース)が制作する。2021年1月6日からTOKYO MX、BS11で順次放送される。

 ◇つんく♂さんのコメント全文

 今回の僕のお仕事は、アニメの中の挿入歌の依頼なんだけどね。うん、よくあることでしょ!? でも、めちゃ不思議な感覚なんだ。なんとこの曲はアニメ番組の中の「アイドル事務所」のオーディションの課題曲なんだよ。なんか頭の中、ぐるぐるしない!? え? どういうこと!?って。

 番組の中ではすでにある曲として、オーディションで「駆け出し新人」たちが歌うけど、その曲が「駆け出し新人」として奮闘する彼ら自身の「応援歌」としても成立するような、そんな曲をお願いします! ほうほう、なるほど……え~っとちょっと待ってね。頭を整理するから…… え? まだあるの。

 でもってさらに、実際にコンサートをしたとしても(これがまたアニメの中でもそうだし、声優さんたちがリアルでコンサートしたとしても)、ファンの皆さんと一緒にコンサートの一番いい場面で、グググっと青春が込み上げてきて大合唱となるような、そんな曲をお願いしたいんです!! ……と、なんだ!? なんて!? なんて?! この一休さんでも解けないような「とんち問答」のような曲のオーダーは!!!

 よし! やりましょ! 袖まくりまくりで行きましょ! とことんやりましょ! ってなことで、前回のようなノリノリ曲ではなく、青春の名場面に似合うような、昭和の金八先生なら「贈る言葉」なんだろうけど、令和のアイチュウはちょっと違う。「あたたかさと強いメッセージ」をイメージして作りました。

 僕にもアマチュア時代があって、プロになってく過程があって、そんな時期って苦労もあったけど、今から考えたら単に楽しかった思い出でしかない。「苦労した」ってことは覚えてるけど、思い出したからといって、決して心がつらくなるわけでなく、「あったよね~」としかならないわけです。

 この曲を歌う彼たちも、今もすでにこの気持ちが分かる人もいるかもしれないし、リアルにまだ駆け出しで、日々「大変だなぁ~」「つらいなぁ~」「腹減ったなぁ~」って思ってる人もいるかもしれない。でも、この曲の歌詞のごとく、「信じてきたから今日がある。」今日まで来た自分の人生に誇りを感じてほしいなぁ~ってそう思ってます。

 ちなみに、歌詞の出だしですが、自分たちがこれまで頑張ってきた努力は単なる影の努力でなく、ちゃんとお星様は見ててくれたんだよ!と、そんなメッセージですが、もちろん「お星様」はファンの皆さんのこと! サビではファンのみなさんで「一番光ってるあの星」を指さすようなそんな振り付けで、会場全体が一体となるような、そんなイメージをして歌詞を書きました。

 2020年はコロナによって自由にコンサートができなくなってしまいましたが、心は一丸。みんなで一緒にこの困難を乗り越えていきたいですね。オンエアが本当に楽しみです!

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