中村ゆりか:“怪演”女優、新米スパイ役でドラマ主演 本格アクションに初挑戦で「小さくてもしっかり力強いところを」

スペシャルドラマ「エージェントファミリー~我が家の特殊任務~」に出演する(左から)真飛聖さん、中村ゆりかさん、小市慢太郎さん=カンテレ提供
1 / 1
スペシャルドラマ「エージェントファミリー~我が家の特殊任務~」に出演する(左から)真飛聖さん、中村ゆりかさん、小市慢太郎さん=カンテレ提供

 ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(読売テレビ・日本テレビ系)での“怪演”が話題を呼んだ女優・中村ゆりかさんが、2021年3月21日深夜放送のスペシャルドラマ「エージェントファミリー~我が家の特殊任務~」(カンテレ、関西ローカル)で主演を務めることが12月25日、分かった。某国の新米スパイが主人公のアクションコメディーで、「アクションのお芝居のお話が私にいただけるなんて想像もしていなくて、本当に驚きました。小さくてもしっかり力強いところを見せられるように頑張ります!」と意気込んでいる。

ウナギノボリ

 中村さんが演じるのは、父“俊夫”(小市慢太郎さん)と、母“しのぶ”(真飛聖さん)と暮らす佐藤家の一人娘“みなみ”。一見ごく普通の家庭に見える佐藤家だが、実は俊夫は諜報工作、しのぶは狙撃、みなみは格闘術に秀でたスパイとして日本に潜入した、血の繋がりのない疑似家族だった。

 ある日、祖国からの指令で、みなみは、ある企業が極秘に進める新しい人工培養臓器の開発の重要人物である研究者の上杉に近づくべく、上杉の娘の晴夏の家庭教師として潜入。ピンチを救うことで晴夏の信頼を得ていくが、別の組織の陰謀によって、晴夏の身に危険が及ぶ事態が発生。晴夏と親しくなっていたみなみは晴夏の安全と任務の板挟みに苦しむ……という展開。「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~」「幽かな彼女」などの古家和尚さんが脚本、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」などの白木啓一郎さんが監督を務める。

 中村さんは「アクションには本当にずっと興味がありました。『キャットウーマン』、『バイオハザード』、『トゥームレイダー』といった作品に出てくるかっこいい女性にはやっぱり憧れます」とコメント。

 ドラマの撮影に向けて、今秋から激しいアクション訓練に取り組んでいるといい、「初めての格闘術を練習して、最初は本当に体が追いついて行くのに必死な状態でした。アクション監督や監督から抜かりなくご指導していただいていて、今はどうしたら自分が格好良く見えるのかをイメージすることができるようになりました。もう少し練習の時間をいただけるので、そこでもっと力強さを身につけていきたいです」と話す。

 みなみという特殊なバックボーンを持つ役どころについては、「人を倒す任務に従わなければいけないのですが、時には人を思いやる心を持てるのがみなみの人柄です。任務と人情の葛藤が視聴者の方の心にも響くようにできたらいいなと思います」と語っている。

芸能 最新記事