香川照之:「昆虫すごいぜ!」P語るすごさ 「半沢直樹」撮了前にカマキリ採集 情熱の源泉の“変わらなさ”

「香川照之の昆虫すごいぜ!」の“カマキリ先生”こと香川照之さん (C)NHK
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「香川照之の昆虫すごいぜ!」の“カマキリ先生”こと香川照之さん (C)NHK

 昆虫好きで知られる俳優の香川照之さんによるNHK・Eテレの学校放送番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」の特別授業「香川照之の昆虫すごいぜ!『お正月はカマキリより愛をこめて』」が2021年1月1日に放送される。番組は「人間よ!昆虫に学べ」をテーマに、香川さんがカマキリの着ぐるみ姿の“カマキリ先生”となり、大好きな昆虫の生態を紹介、人気を集めてきた。2016年10月のスタートからこれまで、「トノサマバッタ」「モンシロチョウ」「オニヤンマ」「クマバチ」「ハンミョウ」「アリ」「キリギリス」「セミ」を取り上げてきたが、ついに今回、香川さんが最も愛する昆虫「カマキリ」の生態に迫る。その前にプロデューサーの野々部一成さんに、香川さんの現場での様子を聞いた。

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 一説には最終回で取り上げる予定だったと言われる「カマキリ」。中でもカマキリ先生の造形のモチーフにもなっている「オオカマキリ」の授業とあって、香川さんのカマキリ愛に満ちた44分間になることは間違いない。また番組は常に、香川さんが「オオカマキリのメスである」という前提で行われているので、今回の授業はカマキリ先生が「自分について語る」ことにもなる。

 香川さんの現場での様子は、視聴者が番組で見ることのできる「香川さん、そのまんま」だという。今年は大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)の大和田役で日本中を沸かした香川さんだが、その撮影のクライマックス直前、クランクアップ前にもカマキリ採集に出かけていたとか。

 野々部さんは「本当にそのときは『少年・香川照之』。大和田常務の『お』の字もない。子供のころの虫との交流を今でも鮮明に覚えていて、それも思い出している、というよりかは、昆虫好きの全国のちびっ子たちと同じ目線に立って語っている。その情熱の源泉の“変わらなさ”が、とにかくすごい。特に今回はオオカマキリということで、よりその思いが強かったような気がしています」と振り返る。

 その一方で、スタジオで子カマキリ(生徒)を前にすると、カマキリ先生として完全に“伝えたいモード”になるのも香川さんのすごさだ。「これは制作側の勝手な想像であり、そうあってほしいという願いも入っていますが、今回、初めて参加してもらった(インフルエンサーの)ひかりんちょさんが、それこそ人生の恩師に出会ったかのようにはたから見ていて思えて。『カマキリ先生すごいぜ』っていう感じで、あの人間力にはやられますね。香川さんのスキルを持ってすれば、ロケ先だけで、それこそ白板一つあれば44分、番組を成立させてしまうと思うのですが、今回お正月に、あえてスタジオで子カマキリとカマキリ先生という組み合わせの授業にして、本当に良かったなあと思っています」と語っていた。

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