フェルナンド・トーレス:チャンピオンズリーグの思い出振り返る バルセロナ戦ではアディショナルタイム弾も

「F・トーレス出演!チャンピオンズリーグ深掘りSP!」の様子=WOWOW提供
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「F・トーレス出演!チャンピオンズリーグ深掘りSP!」の様子=WOWOW提供

 欧州のサッカークラブ王者を決める大会「UEFAチャンピオンズリーグ」決勝トーナメントが、2月16日(現地時間)に開幕する。全29試合を独占生中継、ライブ配信するWOWOWでは2月14日、MCの西岡明彦さん、解説の北澤豪さんと安永聡太郎さんを迎え、「F・トーレス出演!チャンピオンズリーグ深掘りSP!」と題した番組をYouTubeのWOWOWオフィシャルチャンネルで生配信した。スペシャルゲストとしてリモート出演した元スペイン代表のフェルナンド・トーレスさんと過去の名シーンを振り返りつつ、チャンピオンズリーグへの期待を語った。

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 2019シーズンに現役を退いたトーレスさんは現在、アトレティコ・マドリードの下部組織で指導者としてのキャリアを歩み始めている。「今は子どもたちの指導を通じて自分自身も学んでいるし、楽しんでいます。長い間、選手としてプレーしてきたので、将来的には偉大な指導者として活躍したいと思っています。引退後は指導者としての道に進んでいるシャビ・アロンソや自分が一緒にプレーした選手との対戦は楽しみですね」と自身の今後についてコメントした。

 今大会16強に名を連ねる、リバプール、チェルシー、アトレティコ・マドリードの3クラブでプレー経験を持つトーレスさん。チェルシーに所属した2011-12シーズンは、バイエルン・ミュンヘンを決勝でPK戦の末に破り優勝。準決勝のバルセロナ戦では、アディショナルタイム弾も決めた。

 「当時、世界一強いと言われていたバルセロナを相手に、しかもカンプ・ノウという特別な場所で戦った試合。この時はセカンドレグの前半25分まで負けていて、しかも自分たちは1人退場していました。そこから逆転することができたのですが、サッカーの面白いところはそうした苦しい中でもチャンスを見つけて歴史的な試合をやってのけることができること。自分がベンチスタートであっても、自分にとって最高のキャリアを得られるということです」と当時を振り返った。

 また、リバプール時代を「自分は非常にチームメートに恵まれていました。あの当時、自分自身もフィジカル的に最高のレベルにありましたし、ジェラードやシャビ・アロンソの正確無比なパスに対して、スペースをどこに求めるのか、または動きの速さなど、自分がどういった動きをしなければいけないのかを非常に意識していました。そうしたことは、偉大なクラブの偉大なチームメートによってのみもたらされるものであると思っています」と回顧する。

 故郷でもあるアトレティコ・マドリードについては「優勝候補の一角になってほしいですし、可能性はあると思っています。今シーズンは負傷者やコロナウイルスにより確かに難しい局面がありましたが、リーグにおいては非常に有利な位置につけていると思っていますし、チャンピオンズリーグはアトレティコにとっても非常に重要な試合だと思っているので、ぜひ頑張ってほしいというのが自分の本音です」とエールを送っていた。

 また解説の北澤さんは、決勝トーナメントを前に「ベスト16では数多くの試合が見られるので、身になることも多いと思います。決勝戦ももちろん素晴らしいのですが、ベスト16という早い段階から数多くの試合を観てほしいですね」と期待。また安永さんは「各チームが勝ちに行く手段をどう持って、そのために守備をどう作ってきているのかというところ。そして試合が始まって相手の出方を見て、流れでまた戦術を変えるというところも含めて楽しみにして欲しいですし、そこを解説できるように頑張りたいです」と抱負を述べていた。

 *……WOWOWでは、現地時間2月16日から「UEFAチャンピオンズリーグ」 決勝トーナメント全29試合を独占生中継・ライブ配信。「F・トーレス出演!チャンピオンズリーグ深掘りSP!」は、YouTube WOWOWオフィシャルチャンネルでアーカイブ配信される。

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