千と千尋の神隠し:初の舞台化 千尋役は橋本環奈、上白石萌音のWキャスト 帝国劇場で2022年2月から上演

舞台「千と千尋の神隠し」で千尋を演じる橋本環奈さん(左)と上白石萌音さん
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舞台「千と千尋の神隠し」で千尋を演じる橋本環奈さん(左)と上白石萌音さん

 スタジオジブリの劇場版アニメ「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)が舞台化されることが2月26日、明らかになった。同作が舞台化されるのは初めて。女優の橋本環奈さん、上白石萌音さんがダブルキャストで主人公・千尋を演じる。2022年2~3月に帝国劇場(東京都千代田区)で上演され、大阪、福岡、札幌、名古屋でも順次上演される。

 舞台は、ミュージカルの金字塔「レ・ミゼラブル」の世界初演の潤色・演出を担当し、数々の名作を手掛けたジョン・ケアードさんが翻案・演出を担当する。かねてより「千と千尋の神隠し」の大ファンだったというケアードさんは、来日の際にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、宮崎駿さんと対面し、舞台化の許諾を得た。2017年に東宝演劇部から鈴木プロデューサーに構想を相談してから約5年の歳月をかけ、舞台化が実現したという。

 鈴木プロデューサーは「ジョンはいい奴(やつ)です。僕も宮崎も彼のことを気に入りました。カオナシの貯金箱をあげたら、喜んでいた。今回の舞台で千尋を大きく育ててほしい」とコメントを寄せた。

 千尋役の橋本さんは、「舞台は今回が初めて」といい、「歴史と伝統のある帝国劇場で初舞台を飾ることができ、女優というお仕事に携わらせていただいている身としてはこんなに幸せなことはありません。映画で初主演を務めさせていただいた時と同様、舞台で初主演ということは私の人生で当然ながら1回限りのこと。プレッシャーや不安がないと言ったら嘘になりますが、まずは私らしく、今回の初舞台楽しく伸び伸びと演じたいと思います。それがお客様方が喜んでいただける舞台に繋がると信じているからです」とコメント。

 千尋を演じることについて「映画を見た時はまだ小学生だった私がこの千尋を演じるんだなと思うとまさに感無量の一言に尽きます。それも世界初公演! 日本の宝ともいうべきこの作品は恐らくこれから何回も上演されるのだと思います。その舞台の歴史を自分たちが作ってゆくのだと思うと強く責任を感じます。何年か先の未来に『千と千尋の神隠し』という舞台の第1回、世界初上演を私たちが演じたと誇りを持てるように、命ある千尋として舞台の中で生きたいと思います」と語った。

 上白石さんは「言わずと知れた名作のタイトルロールを演じる日が来るなんて思っていませんでした。時代も国境も超えて愛され続ける作品の1ピースになれるのは大変光栄なことです。すでに緊張していますが、素朴で勇敢な少女を、リスペクトを込めて演じさせていただきます」と話している。

 続けて「千と千尋の神隠し」について「繰り返し見ている大好きな映画です。幼い頃は、千尋の両親が豚に変わってしまうところが恐ろしくて、泣きわめきながらも目が離せなかったのを覚えています。一番好きなのは、千尋たちが銭婆のすみかを訪ねるシーンです。何度見ても新鮮な感動があり、歳を重ねるにつれ味わいが深まる。名作の力に脱帽します」とコメントを寄せた。

 「千と千尋の神隠し」は2001年に公開されたスタジオジブリの劇場版アニメ。不思議な世界にある神々のための銭湯「油屋」に迷い込んだ少女・千尋が、少しずつ強く成長していく姿が描かれている。「ベルリン国際映画祭金熊賞」や「アカデミー賞長編アニメーション映画賞」に輝くなど、世界中で高い評価を受けた。

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