アンジェラ芽衣:「仮面ライダーセイバー」 “煙の剣士”仮面ライダーサーベラ役の10頭身美女 ベールに包まれてきた素顔は?

「仮面ライダーセイバー」で仮面ライダーサーベラ/神代玲花を演じているアンジェラ芽衣さん
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「仮面ライダーセイバー」で仮面ライダーサーベラ/神代玲花を演じているアンジェラ芽衣さん

 “10頭身モデル”と注目を集めながら、特撮ドラマ「仮面ライダーセイバー」(テレビ朝日系、日曜午前9時)に神代玲花役として出演中のアンジェラ芽衣さん。玲花はこれまで謎の多いキャラクターだったが、2月28日に放送された第25章の予告で、ついにその正体が“煙の剣士”仮面ライダーサーベラであることが判明した。「仮面ライダーセイバー」では初の女性ライダーを演じることになったアンジェラさん。常にクールで謎めいた存在の玲花とは「普段の私とは全く違うタイプ(笑い)」と話す。ベールに包まれてきた玲花について、アンジェラさんに話を聞いた。

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 ◇玲花は「常に冷静沈着で、何事にも屈しない」 

 玲花は、仮面ライダーブレイズ/新堂倫太郎(山口貴也さん)らが所属する組織・ソードオブロゴスのサウザンベースに属する剣士。2020年11月8日放送の第9章で初登場した後は、主人公・仮面ライダーセイバー/神山飛羽真(内藤秀一郎さん)たちの戦う姿を見守ってきた。時に何やら怪しい言動や暗躍ぶりも見せるなど劇中でも屈指の謎が多いキャラクターだ。

 「常に冷静沈着で、何事にも屈しない。全てを見据えているようで一つ何かを失敗してもまだまだ手札がいっぱいあるようなキャラクターですね。これまでも飛羽真ら男性キャラクターたちをたくさん手玉にとってきましたし……(笑い)。でもこれから玲花がなぜそんな行動を取るのか、言動の意味は何だったのか、徐々に明かされていきます」と話す。

 ◇新ライダー・サーベラとは? 決めぜりふは「ひれ伏しなさい」

 今後も飛羽真たちの運命を大きく左右していくという玲花が、聖剣「煙叡剣狼煙(えんえいけんのろし)」とワンダーライドブック「昆虫大百科」を用いて変身するのが“煙の剣士”仮面ライダーサーベラだ。「変身するときに『ひれ伏しなさい』という決めぜりふがあります。これまで玲花はニヤッとするだけで特に代表的なせりふがなくて……。『お手並み拝見ね』っていうせりふはよくあったのですが、SNSでは『お手並み拝見おばさん』と書かれていたり(笑い)。やっと玲花に決めぜりふができてうれしいです!」と声を弾ませるアンジェラさん。

 一方で、変身シーンではノールックで剣に本を差し込んだり、撮影では長時間片手でかなりの重量がある剣を持つなど苦労もあるようで、「剣は持って帰れないのですが、家でひたすらノールックの練習をしています」と告白。また、剣士の素顔が明かされるタイミングで玲花の役衣装も一新。スリットの入ったレザーパンツにワインレッドのトップスと、「女性らしさ」と「かっこよさ」を表現した戦闘服になるといい、変身シーンにも「女性らしさ」へのこだわりがあるという。

 「手元のアップが映るときは女性らしい可憐(かれん)な感じが出るといいなと爪をキレイにしました。実はサーベラの伏線でブラウンのマニキュアを塗っていたのですが、画面越しに見ると黒にしか見えなかったというハプニングもありました」と語った。

 ◇素の自分とのギャップに苦戦 「おしゃべりなんですよ、私!」

 今回、女性ライダーを演じることになったアンジェラさんも小学生のころは仮面ライダーを見ていたそうで、母と一緒に「仮面ライダー電王」(2007~08年)を見ていた記憶が強いという。「私の母はフィリピン人なのですが、『電王』の主人公の人格がコロコロ変わるのが見ていて面白かったそうです。言動だけでなく、表情や動きにも人格の変化の影響が出ていたので、ストーリーが入ってきやすかったみたいですね」と話す。

 「そして今回、まさか自分が仮面ライダーに出演させていただけるというのだけでもとても驚きの出来事だったのですが、変身すると聞いた時は『え! 変身も!?』という実感のない驚きが加わり、さらにうれしさと不安、『頑張るぞ」という高揚感も入り交じった複雑な心境でしたね。でも、母もすごく喜んでくれて毎週見てくれているみたいです。この前は『お前、あんま飛羽真いじめるなよ』って言われました」と笑顔を見せた。

 172センチという長身を生かしてモデルとしても活躍するアンジェラさん。一見、クールビューティーなイメージで、玲花は適役だと思われるが、「全然違います、おしゃべりなんですよ、私!」と“反論”。撮影では、自分とは真逆なタイプのキャラクターを演じる上での難しさがあったといい、「ふと出る視線が玲花のものではなくて、素の自分のものだったりと、目に表れるみたいで……。ちょっと眠いなくらいの表情でいかないとダメなんです。でも、それをやり過ぎると怒ったような表情になってしまうので、そこの表情の部分がすごく難しいですね」と苦労を明かした。

 今後、玲花にはアクションシーンもあるそうだが、「運動が苦手」というアンジェラさんは、表情の演技と同じく悪戦苦闘の毎日だという。自身にとって難役である神代玲花という人物を通して伝えたい思いなどはあるか、と問うと「男性にも女性にも、子供にも憧れられる存在になりたい」という答えが。「かっこいい女性像、強い女性像を見せていけたら」と意気込んでいた。

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