高木裕平:「七つの大罪」最終章 ゴウセルと「一緒に成長」 二人三脚で歩んできた

「七つの大罪 憤怒の審判」でゴウセルを演じる高木裕平さん
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「七つの大罪 憤怒の審判」でゴウセルを演じる高木裕平さん

 テレビアニメ「七つの大罪」の最終章「七つの大罪 憤怒の審判」がテレビ東京系で毎週水曜午後5時55分、BSテレ東で毎週水曜深夜0時半に放送されている。原作は「週刊少年マガジン」(講談社)で2012~2020年に連載された鈴木央(なかば)さんの人気マンガ。2014年にスタートしたテレビアニメ第1期からゴウセルを演じているのが高木裕平さんだ。ゴウセルと「一緒に成長」してきたという高木さんに、作品、キャラクターへの思いを聞いた。 

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 ◇今だからこそあえて空気を読まない

 --ここまで「七つの大罪」に出演して感じていること、作品やキャラクターの魅力を教えてください。

 まず、「七つの大罪」を愛してくださる全ての皆様には感謝しかありません。皆様の応援がなければ、ここまで続けられなかったと思っているからです。多くの方に愛される作品に出会えて本当にうれしく思っています! 大罪は、ストーリーは王道ファンタジーでありながら、その王道の中にもキャラクター一人一人に信念があり、それぞれの物語がしっかり作り込まれているところが物語の魅力になっていると思います!

 --演じる中で意識していることを教えてください。

 今だからこそあえて空気を読まないところでしょうか(笑い)。ゴウセルはついに感情を取り戻しました。しかし、いまだ発展途上であり、学び、考え、成長している途中なんだと思います。前は完全に自己中心的だったので、空気を読むことすら考えずに演じていましたが、今は空気を感じた上で彼の個性を出した結果、空気を読まない瞬間が生まれたり、場にそぐわないテンションだったり、感情の込め方だったりするので、空気感は昔より遥かに意識して演じています。

 --長きにわたって演じる中で変化はありましたか?

 ゴウセルが成長していくと共に僕も一緒に成長させてくれたことだと思います。登場初期は感情を知りたいという自分の目的のために行動するゴウセルが、“仲間”を知り“愛”を知り“感情”を理解し、自分以外の仲間のために戦うようになりました。そんな姿を一番間近で見て、演じさせてもらい、僕も相手役の役者さんに向かって芝居がしたいだったり、自分だけでなく全体を意識するようになってきました! できているかは別として(笑い)。なので、ここまでゴウセルと二人三脚で歩んできた感覚がとても強いです!

 ◇大きなターニングポイントも

 --声優陣のチームワークはいかがですか?

 今はコロナ禍ですので、少人数のグループ入れ替わりで収録をしています。みんなで一緒に収録できず寂しいです。先日の収録で、たまたま前のグループと次のグループに大罪メンバーが多くいた回があったのですが、入れ替わりのほんの少しの時間でしたがコロナ前の収録のようなやり取りがあり楽しい雰囲気になり、改めてこのメンバーで演じられて幸せだなぁと実感しました。

 --「七つの大罪」ならではの難しさ、挑戦はありますか?

 ゴウセルの感情は一つの大きなターニングポイントであり、チャレンジでした! 初めてゴウセルの過去を原作で読んだ時の衝撃と感動は今でもはっきり覚えています! 興奮して泣きましたもん。それを自分が演じさせていただけると思うと、プレッシャーとワクワクでいっぱいでした! 今はそこをへて、ゴウセルの成長に日々挑戦し続けているところです!

 --最終章の見どころを教えてください。

 一言で言うなら熱量です! 今までの集大成と言っていいくらい大罪のみんなが自分の持てる力を全力で出し切ってます! それは役者だけではなく、大罪に関わってくださっている全員です! そんな大勢の熱い想(おも)いの詰まったフィナーレになっていると思います! どうか最後の最後まで見届けていただけたらうれしいです!!!


 ※高木裕平さんの「高」は「はしごだか」。

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