第44回日本アカデミー賞:最優秀助演男優賞は渡辺謙 「Fukushima 50」で吉田昌郎さん演じて話題に

最優秀助演男優賞に選ばれた渡辺謙さん(C)日本アカデミー賞協会
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最優秀助演男優賞に選ばれた渡辺謙さん(C)日本アカデミー賞協会

 日本映画の祭典「第44回日本アカデミー賞」授賞式が3月19日、東京都内で開催され、映画「Fukushima 50」の渡辺謙さんが最優秀助演男優賞に選ばれた。

 「Fukushima 50」は門田隆将さんのノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫)が原作。2011年3月11日、巨大地震の大津波でイチエフの全電源が喪失、原子炉を冷やせなくなった。このままでは炉心は溶融してしまう。1・2号機当直長の伊崎利夫(佐藤浩市さん)ら現場作業員は、自らの身の危険も顧みず、原子炉建屋内に残り、原子炉の制御に奔走する……。渡辺さんは、イチエフの所長・吉田昌郎さん(故人)を演じて話題になった。

 ブロンズを手にした渡辺さんは「福島の人の力をトロフィーに込めていただけたんだなと、そんなふうに思っています」といい、「福島の皆さん、とりあえず取りました。どこか飾ってもらえる所に寄贈したいと思います、ありがとうございました」と、福島の人たちにエールを送っていた。

 同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2019年12月16日~2020年12月31日に公開された作品が対象。羽鳥慎一さんとシム・ウンギョンさんが司会を務める。

 ◇優秀助演男優賞は次の通り(敬称略) 

 宇野祥平「罪の声」▽妻夫木聡「浅田家!」▽成田凌「窮鼠はチーズの夢を見る」▽星野源「罪の声」▽渡辺謙「Fukushima 50」

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