2009年9月~2010年8月に放送された特撮ドラマ「仮面ライダーW」の続編マンガ「風都探偵」がアニメ化され、2022年夏に配信されることが4月3日、明らかになった。「仮面ライダー」シリーズでは初となるシリーズアニメとして制作される。アニメは「仮面ライダーW」「風都探偵」で描かれた緻密な設定や世界観が引き継がれるという。
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「風都探偵」は、2017年8月から「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中。左翔太郎とフィリップのバディー探偵、謎の美女・ときめが、架空都市・風都(ふうと)で巻き起こる新たな怪事件に立ち向かう姿が描かれている。マンガ「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」などで知られる三条陸さんが脚本、イラストレーターの寺田克也さんがクリーチャーデザイン、東映の塚田英明さんが監修を担当するなどドラマのスタッフが再集結した。コミックスが第10巻まで発売されており、累計発行部数は約185万部。
「仮面ライダーW」は、平成仮面ライダーシリーズ第11作。架空都市・風都を舞台に、私立探偵の左翔太郎とフィリップの2人が同時に変身ベルトを装着して、一人の仮面ライダーに変身し、怪人との戦いを繰り広げる。俳優の桐山漣さんが左翔太郎役、菅田将暉さんがフィリップを演じたことも話題になった。
ある原作が違うメディアになった時、「こうじゃないんだけどなあ」と不満に思うことありませんか?「主人公はこんなこと言わない」「なんかテンポが悪い」「知っている説明をクドくしないで」等々。でも、そんなストレスが一切なかったのが、実写ドラマ「仮面ライダーW」がマンガ「風都探偵」になった時でした。
マンガ「風都探偵」は、「『W』のその先の物語」を描いた正統続編。そもそも「内容」が新しいから刺激的なのですが、それプラス「技術」の面もあるのです。僕も監修していて驚いたのですが、原作の三条陸センセイはなんと「ドラマの『W』を見ているのと同じ感覚で読める」ことを計算してマンガを設計しているのです! その考えのベースには三条さんの「ファンの気持ちを常に想定した視点」があります。だから読者の皆さんは驚くほどストレスフリーに風都の新たな物語を享受できたのです。
風都の物語は、ついに「アニメ」という新形態を現します。挿入歌「Cyclone Effect」の歌詞になぞらえるならば、「きっと強くなれる 次のステージへ風が連れていくよ」という節目です。今回集結していただいた優秀なアニメクリエーター陣が、ここで言う「風」。前述の「ファンの気持ちを常に想定した視点」を心掛け、必ずや“満足”へお連れします! アニメ「風都探偵」――――仮面ライダーWの次のステージにご期待ください!
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