水樹奈々:「七つの大罪」マーガレット役 「一貫した愛」を意識 優雅に 時に情熱的に

「七つの大罪 憤怒の審判」に出演する水樹奈々さん
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「七つの大罪 憤怒の審判」に出演する水樹奈々さん

 テレビアニメ「七つの大罪」の最終章「七つの大罪 憤怒の審判」がテレビ東京系で毎週水曜午後5時55分、BSテレ東で毎週水曜深夜0時半に放送されている。原作は「週刊少年マガジン」(講談社)で2012~2020年に連載された鈴木央(なかば)さんの人気マンガ。リオネス王国第一王女マーガレットを演じる水樹奈々さんは「一貫したギルサンダーへの愛」を意識しながら演じているという。水樹さんに作品、マーガレットへの思いを聞いた。 

ウナギノボリ

 ◇愛があるからこそ変化も

 --作品やキャラクターの魅力は?

 それぞれのキャラクターが個性豊かで愛らしいところはもちろん、乗り越えなくてはいけない過酷な運命を持ち、そこに全力で挑んでいく姿がとても魅力的だと思います。

 --演じる中で意識していることは?

 普段は王女らしく優雅に、内包する優しさや温かさ、芯の強さをせりふに込められるように。しかし愛するギルサンダーがピンチに陥った時には、命も惜しくないと、大胆に行動に移せる情熱的な部分を表現できるよう意識していました。

 --長きにわたって演じる中で変化はありましたか?

 最初に登場したマーガレットは10年間幽閉されている状態だったので、王女然とした凛(りん)とした強さはありながらもはかなさや悲愴(ひそう)感が漂っていましたが、その後ドレファスとヘンドリクセンと旅に出ることで、自分の非力さを感じ、大胆に行動するようになって……。結果、大変なことにはなってしまいますが、一貫したギルサンダーへの愛があるからこそ、護(まも)られてばかりではない王女へと変化していったのかなと思います。

 ◇誰かがボケたら、誰かがツッコむ!

 --声優陣のチームワークはいかがですか?

 誰かがボケたら、誰かがツッコむ! 作中と同じように、収録外もリズミカルなトークが続いていて(笑い)、毎回心地良くて楽しい現場だなと思っています。

 --「七つの大罪」ならではの難しさ、挑戦はありますか?

 「神々の逆鱗」から、まさかのリュドシエルに器として体を乗っ取られる形になってしまって! マーガレットの肉体でリュドシエルを演じるとしたらどうなるのか……。大先輩・石田彰さんのリュドシエルを何度も聞き、アフレコ中も脳内で再生させながら、毎回研究しながら演じていたので、本当に大変でした!

 --最終章の見どころは?

 やはり、メリオダスとエリザベス、2人の運命にどんな決着が付くのか、それが一番の見どころだと思います! もちろん、2人を取り巻く全てのキャラクターの未来も描かれていて……。毎話見逃せないシーンだらけです!

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