竜とそばかすの姫:“歌声”エキストラ募集 歌姫ベルの歌と重なる 細田守監督最新作で初の試み

「竜とそばかすの姫」のカット(C)2021 スタジオ地図
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「竜とそばかすの姫」のカット(C)2021 スタジオ地図

 「時をかける少女」「サマーウォーズ」などで知られる細田守監督の新作劇場版アニメ「竜とそばかすの姫」で、歌声のエキストラである“エキストラシンガー”を募集することが4月23日、分かった。エキストラシンガーの歌声は、重要なシーンで使用され、主人公の女子高生・すずのアバターである歌姫ベルの歌声に重なっていくという。エキストラシンガーの募集は、細田監督作品では初めての試みとなる。

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 エキストラシンガーは、特設サイトで応募を受け付ける。ベルの歌声が収録されたデモ音源を聴いた上で、自身の歌声をスマートフォンなどで録音し、応募する。同企画を考案した音楽監督の岩崎太整さんは「私たちの生きている現実がとても困難な状況に置かれた今、何かしらの形で世界中の人たちとつながり、共に作品を作る道はないかと模索していく中で、この方法にたどり着きました」と説明している。

 「竜とそばかすの姫」は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずが、超巨大インターネット世界<U>と出会い、成長していく姿を描く。幼い頃に母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずはある日、“もう一つの現実”と呼ばれる超巨大インターネット世界<U>と出会い、ベルというアバターで参加することになる。心に秘めてきた歌を歌うことで、あっという間に世界に注目される存在となっていくベル(すず)の前に竜の姿をした謎の存在が現れる。7月公開。

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