竜とそばかすの姫:細田守監督最新作で玉城ティナ、幾田りらがアニメ声優初挑戦 成田凌、染谷将太も

「竜とそばかすの姫」で声優を務める(上段左から)成田凌さん、染谷将太さん、(下段左から)玉城ティナさん、幾田りらさん(C)2021 スタジオ地図
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「竜とそばかすの姫」で声優を務める(上段左から)成田凌さん、染谷将太さん、(下段左から)玉城ティナさん、幾田りらさん(C)2021 スタジオ地図

 「時をかける少女」「サマーウォーズ」などで知られる細田守監督の新作劇場版アニメ「竜とそばかすの姫」に声優として成田凌さん、染谷将太さん、玉城ティナさん、音楽ユニット「YOASOBI」のボーカル・ikuraさんとしても活動する幾田りらさんが出演することが5月7日、分かった。成田さんらは、主人公・すずの同級生で高知で暮らす高校生を演じる。玉城さん、幾田さんがアニメの声優を務めるのは初めて。

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 成田さんは、すずの幼なじみのしのぶ(久武忍)、染谷さんは、カヌー部でインターハイを目指す熱い男子生徒・カミシン(千頭慎次郎)、玉城さんは、吹奏楽部でアルトサックスを担当するハイスペック女子・ルカ(渡辺瑠果)、幾田さんは、すずの親友・ヒロ(別役弘香)をそれぞれ演じる。ヒロは、すずを超巨大インターネット世界<U>へ誘い、歌姫・ベルとしてプロデュースするキーパーソンとなる。すず/ベル役、謎の存在の竜役のキャストは今後発表される。

 成田さんは、自身が演じるしのぶについて「すずが抱える悩みも唯一知っている男の子です。すずに寄り添いながら、そっと近くにいてあげられるのは自分だと思っているのですが、すずからしたら、ちょっと遠い存在にいるような人で……。なかなか難しい関係性ではありつつも、そのちぐはぐさが、演じていて面白かったです」とコメント。同作の見どころは「何と言ってもベルの歌」といい、「アフレコが終わった後、ベル役の方が歌うと聞いたので、残って聴かせてもらったのですが、すごすぎましたね……」と話している。

 細田監督の「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」に声優として出演した染谷さんは「細田監督の作品はずっと見ていて、毎回感動させていただいてます。今回呼んでいただき、とてもうれしかったです」と話し、「監督が、カミシンは、その場の空気というか、温度がガっと上がるような存在だけど、元気なだけじゃなく、ある種どこか天然で、読み切れない部分があり、そこを表現してほしいとおっしゃっていて、ただ元気なだけではなく、繊細な部分は繊細に、いいグラデーションが出せるよう、魅力的なキャラクターを台無しにしないように演じました」と振り返った。

 玉城さんは「私が演じるルカちゃんは、皆から好かれていて、クラスの中心にいる目立つタイプの女の子ですが、物語が進むにつれ、表面的な部分だけじゃなく、内面も見えてくるキャラクターです。ただ可愛いだけの女の子ではないので、自分としてもしっくりきましたし、そんな子を演じられて、とてもうれしかったです」とコメントを寄せている。

 幾田さんは「初めての声のお芝居でプレッシャーもありましたが、実際にアフレコが進んでいく中で、皆さんともコミュニケーションを取らせていただき、ヒロちゃんを通して私自身も成長させてもらえたのではないかと思います。普段、音楽活動をしていてマイク前に立つことは多いですが、声優さんや俳優さんの方々と並んでやることはもちろん初めてで、同じマイク前でも今までとはまったく違う感覚でした」と振り返った。

 「竜とそばかすの姫」の制作に密着した映像「Making of 竜とそばかすの姫」が、公式YouTubeチャンネル「東宝MOVIEチャンネル」で配信された。以降、毎週金曜午後7時に配信される。

 「竜とそばかすの姫」は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずが、超巨大インターネット世界<U>と出会い、成長していく姿を描く。幼い頃に母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずはある日、“もう一つの現実”と呼ばれる超巨大インターネット世界<U>と出会い、ベルというアバターで参加することになる。心に秘めてきた歌を歌うことで、あっという間に世界に注目される存在となっていくベル(すず)の前に竜の姿をした謎の存在が現れる。7月公開。

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