森日菜美:特撮ファン熱視線 「ゼンカイジャー」フリントちゃんは“令和の国民的妹”?

森日菜美さん
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森日菜美さん

 スーパー戦隊シリーズ機界戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)にフリント・ゴールドツイカー役で出演中の森日菜美さん。フリントは、“追加戦士”ゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザー(増子敦貴さん)の妹で、5月2日放送の第9カイ「世界海賊、愉快ツーカイ!」から登場し、少々口の悪いキャラクター含め、「可愛い」との声が次々に上がるなど、特撮ファンから熱い視線が注がれている。長澤まさみさん、浜辺美波さんらを擁する芸能事務所「東宝芸能」に所属する、現役女子大生女優の横顔に迫ってみた。

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 ◇グラビアでも活躍 キャッチコピーは「令和の国民的妹」 反響大きく

 森さんは2001年3月30日生まれ、東京都出身の20歳。2014年に開催された「東宝芸能創立50周年記念オーディション」に合格し、同事務所入り。以降は学業と両立しながら芸能活動を続けてきた。昨年6月にはマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に登場し、初の水着姿を披露。そのときに付けられたキャッチコピーは「令和の国民的妹」だった。

 反響は大きくインスタグラムのフォロワーも600人から4000人へと一気に増加(現在は約2万1000人に到達)。同年11月には、週刊誌「FRIDAY」(講談社)で人生初となる表紙を飾り、さらに、「ar(アール)ウェブ」のレギュラーモデルを務めるなど、活躍の場を広げつつある。

 女優としては、昨年10~12月に放送されたBSテレ東の連続ドラマ「ハルとアオのお弁当箱」にギャル風女子の大学職員・赤井茜役でレギュラー出演。当時のインタビューで「今も学業と両立をして、大学をちゃんと卒業することを前提にお仕事をやらせてもらってはいるのですが、やっとスタート地点に立てたのかなって思ってはいて。モデルとして写真での表現の仕方ももっと学んでいきたいですし、バラエティー番組にも出てみたい。そういったいろいろな経験をお芝居にも生かすことができたら」と意欲をのぞかせていた。

 ◇「東宝芸能」初スーパー戦隊シリーズ出演

 「機界戦隊ゼンカイジャー」で演じるフリントは、並行世界を自由に旅する“世界海賊(界賊)”のゴールドツイカー一家のメカニックを担当し、トジテンドパレスから強奪した設計図を基に、ツーカイザーの装備を開発した。双子の弟カッタナー・ゴールドツイカーとリッキー・ゴールドツイカーがいる。

 「東宝芸能」所属の俳優が、スーパー戦隊シリーズに出演するのは森さんが初。発表の際には「『ゼンカイジャー』についてまだ何も知らなかった頃にいろいろと調べてみると、主人公の介人(駒木根葵汰さん)が“世界初を成し遂げたい青年”と書いてあったんです。だから、オーディションのとき、『私も東宝芸能初、いや世界初を目指しています』と言ったのを覚えています(笑い)」とコメント。

 さらには「私が演じさせていただくフリントは、つねに明るく元気で、『ゼンカイジャー』の世界を人一倍楽しんでいる無邪気な女の子なのですが、そこには“ありったけの家族への思い”があるんです。フリントの中にある兄貴や弟たちへの気持ちを大事にしながら、芯の部分をきちんと整理して忠実に向き合っていきたいなと思っています」と語っていた。

 ◇人なつっこい笑顔も魅力 目標は「親近感の湧く女優」

 人なつっこい笑顔も森さんの魅力の一つ。珍しいところでは特技に「野菜の栽培」を挙げていて、その点について以前、「実家が農家なんです。一年中、小松菜とか、学校に納めている野菜を栽培していまして。家の近くに畑があって、私も行けるときは手伝っているんです。最初はお小遣い目的ではあったのですが(笑い)、そのうちに野菜の栽培が面白くなってきて。野菜の成長を見るのが楽しいですし、大したことができるわけではないのですが、日常的に触れていた世界でもあるので、これは特技でもあるのかな」と明かしていた。

 また「自分の妹っぽい部分」を聞くと、「末っ子でもあるので、何もできないんですね(笑い)。だから誰にでも甘えるんですよ。仲のいい子には『甘え上手だね』って言われます」と照れ笑い。一番の目標は女優として活躍することで、「“国民的妹”って付けていただいたからこそ、親近感の湧く女優さんになりたいです」と目を輝かせていた森さん。今後の活躍に注目だ。

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