乃木坂46山下美月:「着飾る恋」低温女子役、“あざと”連ドラも話題 女優業は「楽しくてしょうがない」

連続ドラマ「着飾る恋には理由があって」に出演するアイドルグループ「乃木坂46」の山下美月さん(C)TBS
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連続ドラマ「着飾る恋には理由があって」に出演するアイドルグループ「乃木坂46」の山下美月さん(C)TBS

 火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」(TBS系、火曜午後10時)に出演するアイドルグループ「乃木坂46」の山下美月さん。川口春奈さん演じる真柴くるみが勤める会社の後輩で、“低温女子”の茅野七海(かやの・ななみ)を演じており、SNSでは「やっぱり可愛い」「美月ちゃんの演技好き」と注目を集めている。「普段はグループの“山下美月”として活動しています。さまざまな作品を通して他の人格になって、違う世界に生きられる女優さんというお仕事は本当に魅力的」と話す山下さんに、茅野役の印象や、女優業への思いを聞いた。

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 ◇SNSでの反響に「めちゃくちゃうれしい」

 ドラマは、価値観の異なる人々が一つ屋根の下で恋を繰り広げる“うちキュン”ラブストーリー。インテリアメーカーの広報として活躍する“着飾る女”真柴くるみ(川口さん)が、価値観の異なる人々と暮らしながら、恋をしたり、友情を深めたりする中で、よろいを脱ぎ捨て、自分らしく生きる姿を描く。

 山下さん演じる茅野は、真柴の良き後輩。仕事のできる先輩を見て、勝手に自信喪失する後ろ向き女子だが、そんなそぶりはおくびにも出さない。一見、“低温女子”に見えるが、内に秘める想いは熱い……という役どころ。動画配信サービス「Paravi」では、茅野と、高橋文哉さん演じる半人前の後輩、秋葉亮のオリジナルストーリー「着飾らない恋には理由があって」が配信中だ。

 今回のドラマ出演に合わせて、インスタグラムの個人アカウントを開設したという山下さんは、「ドラマ自体が毎回トレンド入りをしていて。皆さんからの声が今まで以上にダイレクトに届いていて、素直にめちゃくちゃうれしいな」とにっこり。「『共感した』とか『ファッションもすてきだった』というお声をいただいて。これからも撮影頑張ろうって思いました」と話す。

 「私自身、プライム帯の作品に出させていただくのが初めてで、撮影のスピード感、エキストラさんの数、初めてのことが多くて、すごく新鮮ですね」と続けた山下さん。「(TBSの)火曜午後10時の枠って、私たち世代はすごく見ていて。次の日に『昨日のこのシーンよかったよね』とトークが弾む作品が多くて、自分もその世界の一員になっているんだなと思うとすごく不思議な感じですね」としみじみと語る。

 ◇“低温女子”茅野に「どんどん引っ張られている」

 茅野について「大好き」と話す山下さんは、「自分に自信がないと思っている女の子ですけど、私からしたらめちゃくちゃ魅力的な子。根っからの真面目で、そういう頑張っている子に報われてほしいなと思っちゃう」と思いを話す。“低温女子”という設定だが、「あんまり情熱や熱意を前に出せないけど、後輩の秋葉くんに出会って、先輩の真柴さんにも感化されて、どんどん低温じゃなくなっていく女の子にしたい」と意気込む。

 自身と似ているところを見つけて、その部分を引っ張っていく……という役作りを行う山下さん。「人と比べて自信を失ったり、自分に自信が持てないところはすごく(自身と)重なるところが多かったので、そもそも似ているし、どんどん自分自身も根っから“低温”になっていってるな、役に引っ張られているなと感じますね」と告白する。

 一方、常に“低温”とはいかないグループ活動。「ライブや、ファンの皆さんとのイベントなどでは、テンションも上がり“高温”でやっていますが、ふと、『アイドルをやっているときって、私こんな高い声出るんだ』と気づくので、ちょっとこわくなりますね(笑い)」と率直に明かす。

 撮影時には「そのときの自分の、精いっぱいをやる」という山下さんだが、「自分がお芝居している映像を見て、『いい』って思ったことが全くなくて……。『なんでこのとき、こうできなかったんだろう』とか『もっとこうしなきゃ』と、毎回自分の足りないところを発見して。いつか自分が、ちゃんと納得できるお芝居ができたらいいなと思っています」と意気込みを語る。

 ◇女優業は「楽しくてしょうがない」

 バラエティー番組「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)では、「あざとい女性は幸せになれるのか?」をテーマにした連ドラ企画が3月まで放送され、山下さんは“あざカワ”女子を演じ、話題となった。そんな山下さんに、女優業への思いを聞くと、「手応えは全然ないんですけど、自分としては、役をいただけることがものすごく幸せなこと」と明かす。

 「普段はグループの“山下美月”として活動しています。さまざまな作品を通して他の人格になって、違う世界に生きられる女優さんというお仕事は本当に魅力的だなと思います」と魅力を感じているようだ。

 「毎シーン、毎シーン、難しいなと思うんですけど、お芝居には正解がないから、『もっと頑張らなきゃ』みたいな気持ちになるのが、個人的にすごく楽しくてしょうがないなと思います」と話す山下さん。茅野の成長とともに、女優としての山下さんにも注目だ。

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