紺野りささんの人気マンガを実写化した映画「胸が鳴るのは君のせい」(高橋洋人監督)が、6月4日に公開される。実写映画化が発表されると、SNSでキャスト予想が繰り広げられるなど大きな話題を呼んだ本作で主演を務めるのが、ジャニーズJr.の人気グループ「美 少年」の浮所飛貴(うきしょ・ひだか)さんだ。浮所さんは今回、映画初出演にして初主演を飾り、「初めてお話を聞いたときはうれしいの最上級でした!」と満面の笑みで喜びを語る。そんな浮所さんに初主演への思いや、“座長”としての心意気、本作で描かれる“胸キュン”な恋愛について聞いた。
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浮所さんは2002年2月27日生まれの19歳。昨年の7~9月に放送された連続ドラマ「真夏の少年~19452020」(テレビ朝日系)で映像作品に初出演し、グループとして初主演を果たした。今作は自身2作目の主演で、単独での主演は初めてとなる。
感想を聞くと「初めてお話を聞いたときは超スーパーウルトラデラックスうれしかったです! うれしいの最上級でした!」と声を弾ませ、「とにかく楽しみという気持ちが100パーセントでした」と思いをあふれさせる。
「昨年のドラマに続いて演技に挑戦できることはもちろん、“映画の主演”というのが自分の中ですごく特別に感じられて。僕と近い年代だと、『King & Prince』の平野紫耀くんがJr.時代に映画で単独主演という道を通っていらっしゃって、圧倒的スターだと思いながら見ていました。そういった数々の先輩方の中に、自分の名前を残せることもうれしかったですね」と、感慨深げな様子も見せていた。
今回、座長として初めて一人で現場を引っ張ることとなった浮所さん。しかし、不安やプレッシャーよりも、終始楽しさが勝っていたという。「気負いはあまりなく、とにかく毎日現場に行くのが楽しみでした。クランクインして2日しかたっていないのに、もうアップがさみしいって言っていたくらいです(笑い)」と無邪気に笑う。
また、「撮影に入る前から、全員が楽しめる現場であってほしいと思っていて。共演者やスタッフの方と、早く仲良くなって関係性を築きたいという気持ちが強かったです」と明かす。「特に共演者の方にはなるべく自分から話しかけにいって、場を和ませるというか、少しでも演技がしやすい現場になるよう心がけていました」と話し、初挑戦とは思えぬ座長ぶりを見せていたようだ。
浮所さんは自身について「人と話すことも仲良くなることも好きなので、打ち解けるのは得意です!」といい、「撮影期間は短かったですが、共演者とは超仲良くなって、いまだに連絡を取っているメンバーもいるんですよ」とうれしそうに語る。浮所さんの座長としての振る舞いには、持ち前の明るい性格も存分に生かされているのだろう。
劇中では、クールな男子高校生・有馬隼人(浮所さん)と、有馬に思いを寄せる、同級生のヒロイン・篠原つかさ(白石聖さん)の恋模様が描かれる。告白してフラれたあとも諦めずに有馬を思い続ける、つかさのけなげでいちずな姿が甘酸っぱいだけでなく、男女の仲良しグループ、林間学校や学園祭など学校生活ならではの行事も登場し、まぶしい青春がぎゅっと凝縮されている。
浮所さんは、本作について「中高6年間男子校だったので、ザ・青春という感じで羨ましかったです。男子校はめちゃくちゃ楽しいですけど、こういうキラキラ感は本当にない! 撮影で疑似体験できたので、中学校分くらいは補充されましたかね(笑い)」と話し、ちゃめっ気をのぞかせる。
また、つかさのような積極的な女子も「ありです、全然あり!」といい、「僕だったら、つかさちゃんに『好き』って言われたら一発でOKしちゃいます(笑い)」と“男心”をくすぐられたようだ。「女の子からアピールされた経験がないので、憧れのシチュエーションですね。恋愛では男からいきたい気持ちもあるんですけど、女の子からきてくれるのも全然うれしい」と恋愛観を語っていた。
最後に、浮所さんは映画について「世代を問わずキュンキュンできる」とアピール。「小学生には少し年上のキュン、中高生には同世代のキュンを味わっていただき、大人の方にはこんな時代もあったなとほほ笑ましく見てもらえたらいいなと。胸キュン必至の作品になっているので、ぜひ劇場まで足を運んで見てほしいです! 楽しみにしていてください!」と、メッセージを届けた。
取材中は終始、爽やかな笑顔を絶やさず、一つ一つの質問に楽しそうに答えてくれた浮所さん。取材陣へのあいさつも丁寧で、主演として精いっぱい作品の魅力を伝えようとする姿勢は、とても初々しくまばゆかった。そんな浮所さんの思いが詰まった記念すべき初主演映画。今回しか見られない一度きりの姿を、ぜひ劇場で目に焼き付けてほしい。
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