佐々木蔵之介:新ドラマ「IP~サイバー捜査班」でサイバー捜査官に 福原遥が刑事役初挑戦、間宮祥太朗も

7月1日スタートの連続ドラマ「IP~サイバー捜査班」に出演する(左から)間宮祥太朗さん、佐々木蔵之介さん、福原遥さん=テレビ朝日提供
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7月1日スタートの連続ドラマ「IP~サイバー捜査班」に出演する(左から)間宮祥太朗さん、佐々木蔵之介さん、福原遥さん=テレビ朝日提供

 俳優の佐々木蔵之介さんが、7月1日からテレビ朝日「木曜ミステリー」(木曜午後8時)枠で放送される連続ドラマ「IP~サイバー捜査班」に主演することが6月3日、明らかになった。本作は京都を舞台に、サイバー犯罪の脅威とヒューマンドラマを描くミステリーで、佐々木さんはサイバー捜査官の安洛一誠(やすみや・いっせい)を演じる。女優の福原遥さんが、安洛を自身の父ではないかと疑う新米刑事の古宮山絆、俳優の間宮祥太朗さんが裏で安洛について調べる元捜査一課の刑事、多和田昭平を演じることも発表された。福原さんは刑事役初挑戦となる。

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 脚本は、「科捜研の女」シリーズ、「スペシャリスト」シリーズ、「刑事ゼロ」シリーズなどを手掛けた戸田山雅司さんが担当する。京都府警本部が新設した「サイバー総合事犯係」のサイバー捜査官で人間の感情に興味のない安洛、人情を重んじる絆、裏で安洛について調べる多和田が詐欺や“なりすまし”といった身近なサイバー犯罪に立ち向かう姿を描く。初回は2時間スペシャルで放送される。

 佐々木さんは、オファーを受けた当時について「僕自身は超のつくアナログ人間なので、『IPって何?』『サイバー捜査ってどういうこと?』というところから入りました(笑い)」と述懐。脚本については「サイバー犯罪って意外と身近なところで起きていて、まったく縁遠い話ではないんだと気付きました」と語っている。

 せりふはデジタル用語が多く、苦労している点については「デジタル用語ってつかみどころがなく、実態が見えないので、せりふを覚えるのが難しい!」と明かしつつ、「カタカナが多いので、元々の英語の意味を調べながら覚えています。でも、この作品で描かれるような事件や用語は、毎朝、新聞で見かけるほど身近なものでもあるんです。苦労も多いですが、勉強になるなと思いつつ演じています」と語っている。

 演じる安洛については「自分の興味ある分野にだけ一直線で、誰ともコミュニケーションを取らない」と話し、「捜査には長けていて人の3歩も4歩も先へと突き進んでいきますが、犯人の動機や感情には興味がなく、足を使わずともPCとネット環境さえあればすべて解決できると考えているような“変人”です」と説明している。

 共演する福原さんの印象については「役に対してどん欲な女優さんですね。撮影が進むにつれ、本番に向けてテンションを上げるスピードが速くなって、『もっと自分の役を深めよう』という姿勢が強くなってきて……。役柄と一緒に成長しているんだなと感心しました」と話し、「あと、“食”に関してもどん欲(笑い)。僕が『このお取り寄せがおいしかった』とちょっと話したら、すぐに調べてあっという間にカートに入れていました(笑い)」とコメント。

 間宮さんについては「“芝居のIQ”がめちゃくちゃ高い人! 本の読み方が深く、せりふ覚えもめちゃくちゃ早い。多和田のポテンシャルがしっかり伝わる演技は本当に見事だなと思います」と語っている。

 一方、福原さんは、自身演じる絆について「安洛主任とは“真逆”で情に厚く、人の気持ちを理解し、そこから真相を導き出そうとする女性。誰よりも正義感が強くて、一直線な性格です」と話し、「私は絆みたいにテキパキ動けるタイプじゃないので、演じていて『しっかりしなくちゃ』と思うことも多いですね。でも、彼女の中の熱い部分は自分と似ているので演じていて楽しい」と語っている。

 間宮さんは、演じる多和田について「総事係(サイバー総合事犯係)とは別の顔も見せるキャラクターですが、そこはあまり大げさに演じわけないようにしたいなと思っています」と語り、「自分が一番刑事っぽいキャラなので、ほんわかした雰囲気の総事係の中、チームを引き締めるような存在でありたいとも考えています」とコメントしている。

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