ディズニーランドの人気アトラクションを実写化した映画「ジャングル・クルーズ」(ジャウム・コレット=セラ監督)が、7月29日から公開される。本作の主役を務めるのは、“ロック様”の愛称で親しまれる、ドウェイン・ジョンソンさんだ。レスリング選手、映画プロデューサー、俳優など、世界で活躍する一流スターが、満を持してディズニー作品に参戦。ここではあえて“ロック様”と呼び、その魅力をひもときつつ、本作で演じるフランク船長の見どころを紹介する。
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ロック様は1990年代から“ザ・ロック”のリングネームでプロレスラーとして活躍。アメフット選手やプロレスラーのバッググラウンドを持つ彼は、「ハムナプトラ2」(2001年)で本格的に俳優としてのキャリアをスタートさせた。今でも身体のビルドアップを欠かさず、筋骨隆々とした身体をインスタグラムに投稿している。また、肉体美を見せつけるだけでなく、動物との写真や、愛娘と遊ぶパパとしての姿も披露。そのギャップで虜(とりこ)になるファンも多く、2億人以上のフォロワーを抱える。
その最強ぶりは肉体美、フォロワー数だけでなく、俳優デビュー後は「ワイルド・スピード」シリーズや「ジュマンジ」シリーズなど数々の大作に出演。2016年以降「世界で最も稼いだ俳優」の男性部門に常連でランクインし、ウィル・スミスさんや、ライアン・レイノルズさんらを抑え、首位をキープしている。
そんなロック様が愛される一番の理由は、ユーモア精神だろう。「ワイルド・スピード」シリーズでは、ヴィン・ディーゼルさん演じる主人公ドミニクたちのファミリーを追い詰める、捜査官のルーク・ホブスを演じている。最初はドミニクの敵として登場するが、いまではドミニクファミリーの一員で、欠かせない存在になった。ヘリコプターや戦車とも1人で対峙(たいじ)する強さで、あまりにも大胆で豪快な行動は観客も笑ってしまうほどだ。
「ジュマンジ」では、屈強な肉体の持ち主だが中身は気弱なオタクという登場人物を演じ、観客の笑いを誘った。こわもてだが、笑いを誘うコミカルなキャラクターを演じることが多く、そのギャップが魅力的だ。
最新作「ジャングル・クルーズ」は、米カリフォルニア州のディズニーランドに1955年のオープンと同時に作られたアトラクション・ジャングルクルーズをテーマにしたアドベンチャー作品。本作では、クルーズ船を率いるフランク船長を演じる。
アマゾンに生息する珍しい生き物や、スリルあふれる先住民の村、“滝の裏側”などの名所(迷所)を、観光客相手にジョークを交えながらガイドするというキャラクター。彼は、アマゾンの奥に眠るあらゆる病気を治し永遠の命を手にすると伝えられている、アマゾンの伝説“不老不死の花”を求める女性博士のリリー(エミリー・ブラントさん)と共にクルーズ船に乗り、アマゾンの上流奥深くへ冒険を繰り広げる。親しみのあるキャラクターを演じ続けてきたロック様が、今作でも愛される役柄を熱演する。
「ジャングル・クルーズ」は、7月29日から映画館で公開され、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で同30日からプレミアアクセスとして配信される。
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