機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ:村瀬修功監督が“映画ならではの表現”語る 没入感の違い 画で説明を

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の舞台あいさつに登壇した(左から)村瀬修功監督、上田麗奈さん、小野賢章さん、諏訪部順一さん、小形尚弘プロデューサー
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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の舞台あいさつに登壇した(左から)村瀬修功監督、上田麗奈さん、小野賢章さん、諏訪部順一さん、小形尚弘プロデューサー

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)の舞台あいさつが7月4日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で開催され、村瀬監督が登場した。村瀬監督は、“映画”ならではの表現について「テレビと映画は没入感が違う。通常、せりふで説明することも、画で説明するようにしています。少しせりふの量を減らしています」と話した。

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 村瀬監督は劇場版アニメ「虐殺器官」の監督で知られ、これまで「機動戦士ガンダムF91」「機動戦士Vガンダム」などで作画監督も務めてきた。「閃光のハサウェイ」の公開後の大きな反響を受けて感じていることを「『ガンダム』というタイトルの大きさ、偉大さを感じています。最低限、役割を果たせたとホッとしています」と明かした。

 同作は、7月3日の時点で興行収入が15億円を突破するなどヒットしている。村瀬監督は「スタッフロールを見ていただくと、見たことがないほどのスタッフが関わっていることが分かると思います。多くの人の熱意が確実にフィルムに定着しているので、その辺りも感じていただけるとうれしいです」と話した。

 舞台あいさつには、主人公のハサウェイ・ノア役の声優の小野賢章さん、ギギ・アンダルシア役の上田麗奈さん、ケネス・スレッグ役の諏訪部順一さん、アニメを手がけたサンライズの小形尚弘プロデューサーも登壇した。

 「閃光のハサウェイ」は、1989~90年に富野由悠季監督が発表した小説が原作。宇宙世紀0105年を舞台に、第二次ネオ・ジオン戦争で苦い別離を経験したブライト・ノアの息子ハサウェイが、新型モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す姿を描く。全3部作。

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