人気グループ「V6」の岡田准一さん主演で、南勝久さんの人気マンガを実写化した映画の続編「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」(江口カン監督)に出演する女優の山本美月さん。演じるミサキは、主人公の伝説の殺し屋・ファブル(岡田さん)が、“一般人”を目指すべく、「佐藤アキラ」としてアルバイトに勤しむデザイン会社「オクトパス」の同僚だ。社長・田高田(佐藤二朗さん)とミサキのやり取りが、残酷なシーンもある今作のコミカルパート、一種の“オアシス”を担い、「癒(い)やされる」と話題となっている。
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どこまでが台本なのか分からないような佐藤さんが繰り出す数々のボケを、山本さんがいなし、時には鋭くツッコむというやり取りには、劇場でも思わず笑ってしまう。観客からも「佐藤二郎さん、山本美月ちゃんとのシーンはめちゃくちゃ笑えるし、とりあえず最高」「岡田くん、二朗さん、美月ちゃんの絡みが、ファブルの中では貴重な温かくて幸せな時間を作ってる」「ミサキが出てくると癒される」などの声が上がっている。
また、前作のロングヘアから、ショートカットへとイメチェンしたミサキ。髪形を変えての初めての出勤日、“気になる存在”佐藤(ファブル)には気づいてもらえず、落ち込む……という可愛らしい乙女心も、山本さんが体現している。
今作でも、ファブルの因縁の敵・宇津帆(堤真一さん)がたくらむ、ある計画に巻き込まれ、後の大騒動のきっかけとなるなど、相変わらずの“幸薄さ”ぶりを発揮しているミサキだが、物語にはなくてはならない温かみを生み出している。
山本さんは撮影について「ずっと笑っていました。とにかくずっと楽しかったです!」「二朗さんのアドリブがすごくて! 二朗さんは真面目に一生懸命アドリブをしていらっしゃるので、私も一生懸命笑いました」と振り返っている。
「ザ・ファブル」は、伝説の殺し屋「ファブル」が、ボスからの命令で殺人を封印し、「佐藤アキラ」という偽名で暮らすものの、平和な街を脅かす事件に巻き込まれていく……というストーリー。原作マンガは累計発行部数が900万部を超え、2019年に公開された実写映画第1作は激しいアクションシーンなどが話題となり、累計130万人以上を動員するヒット作となった。
続編となる本作は、宇津帆が、すご腕の殺し屋・鈴木(安藤政信さん)と共に、かつて弟を殺したファブルへ復讐をもくろむ、という展開。前作にも勝るとも劣らないアクションシーンが話題となっており、公開日(6月18日)からの3日間累計で、動員約21万5000人、興行収入約2億9700万円を突破。前作を超える最終興収を見込める好スタートを切った。前作から引き続き、木村文乃さん、佐藤浩市さんらが出演したほか、新キャストとして平手友梨奈さん、お笑いコンビ「パンクブーブー」の黒瀬純さんらが出演している。
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